インド向け円借款貸付契約の調印:本邦企業も多く進出する2大都市でメトロ建設~交通渋滞緩和を通じ、経済活動の活発化及び気候変動の抑制に貢献~

#11 住み続けられるまちづくりを
SDGs
#13 気候変動に具体的な対策を
SDGs

2024.03.27

国際協力機構(JICA)は、3月26日、インド共和国の首都ニューデリーにて同国政府との間で2事業、総額1,618億7,500万円を限度とする円借款貸付契約(Loan Agreement: L/A)に調印しました。

今回調印した円借款貸付契約が対象とする事業は以下の2件です。

各事業の詳細は以下のとおりです。

(1) ムンバイメトロ3号線建設事業(第四期)(英名:Mumbai Metro Line 3 Project (IV))

(a)事業の目的及び概要

本事業は、インド西部マハーラーシュトラ州の州都ムンバイ都市圏において、大量高速輸送システムを建設することにより、増加する輸送需要への対応を図り、もって交通渋滞の緩和と自動車公害減少を通じた地域経済の発展及び都市環境の改善等に寄与するものです。本事業を通じ、SDGsのゴール8、ゴール9、ゴール11及びゴール13に貢献することが期待されます。

(b)事業実施機関

ムンバイ都市鉄道公社(英語名称:Mumbai Metro Rail Corporation Limited)
実施機関URL:https://mmrcl.com/en

(c)今後の事業実施スケジュール(予定)

(2) デリー高速輸送システム建設事業(フェーズ4)(第二期)(英名:Delhi Mass Rapid Transport System Project (Phase 4) (II))

(a)事業の目的及び概要

本事業は、インド北部のデリー首都圏において、大量高速輸送システムを建設することにより、増加する輸送需要への対応を図り、もって交通渋滞の緩和と自動車公害の減少を通じた地域経済の発展及び都市環境の改善ひいては気候変動の緩和等に寄与するものです。本事業を通じ、SDGsのゴール8、ゴール9、ゴール11及びゴール13に貢献することが期待されます。

(b)事業実施機関

デリーメトロ公社(英語名称:Delhi Metro Rail Corporation Limited)
実施機関URL:https://www.delhimetrorail.com/

(c)今後の事業実施スケジュール(予定)

借款金額及び条件

案件名 借款金額
(百万円)
金利(%/年) 償還期間
(年)
据置期間
(年)
調達条件
本体 コンサルティング・サービス
ムンバイメトロ3号線建設事業(第四期) 58,943 1.80 0.20 30 10
一般アンタイド
デリー高速輸送システム建設事業(フェーズ4)(第二期) 102,932 TORF+90bp 0.20 30 10 一般アンタイド

\SNSでシェア!/

  • X (Twitter)
  • linkedIn
一覧ページへ