ナイジェリア向け円借款貸付契約の調印:農業セクター制度改革の実施推進を通じて食糧安全保障の確保に貢献

#2 飢餓をゼロに
SDGs

2024.04.25

国際協力機構(JICA)は、4月24日、ナイジェリア連邦共和国の首都アブジャにて、同国政府との間で、「食糧安全保障緊急支援借款」を対象として150億円を限度とする円借款貸付契約(Loan Agreement: L/A)に調印しました。

本事業は、世界的なエネルギー価格や農業投入材価格等の高騰によって食糧安全保障危機の影響を受けるナイジェリアにおいて、財政支援を通じて、農業セクター制度の改革、小規模零細農家の農業投入材へのアクセス改善、民間参入による農業投入材の国内生産体制強化を図ることで、強靭な農業基盤の構築と食糧・栄養安全保障の増進に寄与するもので、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール2(飢餓をゼロに)に貢献します。

なお、本事業はアフリカ開発銀行(African Development Bank)(融資額:134百万ドル)との協調融資であり、緊密に連携し実施します。

事業の詳細は以下のとおりです。

署名式の様子

1.借款金額及び条件

金額
(百万円)
金利
(%/年)
償還期間(年) 据置期間(年)
食糧安全保障緊急支援借款
(Food Security Emergency Support Loan)
15,000 1.05 30 10

2.事業実施機関

3. 今後の事業実施スケジュール(予定)

事業の完成予定時期: 2027年5月(貸付完了をもって事業完成)

\SNSでシェア!/

  • X (Twitter)
  • linkedIn
一覧ページへ