ウクライナ向け開発計画調査型技術協力討議議事録の署名:女性を含む小規模園芸農家を研修で支援
#2 飢餓をゼロに

#5 ジェンダー平等を実現しよう

#8 働きがいも経済成長も

2024.07.02
国際協力機構(JICA)は、6月19日、ウクライナの首都キーウにて、同国政府との間で開発計画調査型技術協力「女性農家の包摂性強化を含む小規模園芸農業振興プロジェクト」に関する討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。
ウクライナでは、ロシアによる侵攻後も、農村住民にとって農業が重要な生計源です。なかでも野菜や果物などの園芸作物は、同国の肥沃な土地を活かして、新しい品種の導入や技術向上による収穫量増加や高付加価値化による成長が期待されますが、農家の生産性の低さやマーケティング能力不足などの課題に直面しています。
署名式の様子
また、同国では、紛争の影響により各産業における女性の役割が大きくなっており、女性が農業セクターで一層活躍するための支援が必要とされています。
本事業は、園芸農家のうち特に女性農家の生産能力とビジネススキルの向上について効果的な方法を提案し、農家向けの研修を通じて同国農業の発展や農家の生計向上に寄与するものです。本事業は、SDGsのゴール2(飢餓をゼロに)、ゴール5(ジェンダー平等を実現しよう)及びゴール8(働きがいも経済成長も)に貢献します。
国名 | ウクライナ |
---|---|
案件名 | 女性農家の包摂性強化を含む小規模園芸農業振興プロジェクト |
実施予定期間 | 29ヵ月 |
実施機関 | 農業政策・食料庁、教育科学省 |
対象地域 | ウクライナ全土 |
具体的事業内容(予定) | 1 園芸分野の課題を特定し、同分野を強化するための対策を提案する。 2 園芸農家向けの研修プログラムを開発する。 3 研修実施機関 を通じて、園芸農家に対して研修が提供される。 |
scroll