メキシコ向け技術協力プロジェクト討議議事録の署名:【途上国との対等なパートナー関係による協働】と【学び合いとソリューションの共創】のコンセプトを基にした中南米での新たな協力関係を目指して
2024.09.17
国際協力機構(JICA)は9月13日、メキシコ国政府との間で、技術協力プロジェクト「JMPP2030日本メキシコパートナーシップ・プログラム強化プロジェクト」に関する討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。
事業概要は以下の通りです。
署名式の様子
・案件名
JMPP2030日本メキシコパートナーシップ・プログラム強化プロジェクト
・国名(対象地域)
メキシコ及び中南米カリブ地域及び域内諸国、並びにその他地域
・事業目的
本事業は、メキシコ国において①三角協力の推進・実施、②地域協力の推進・実施、③地域ネットワークの構築、④メキシコの有する能力の強化、⑤評価システムの向上を行うことにより、過去の日本の協力のアセットとメキシコの様々なアクターの競争力を最大限に活用し、より効率的かつ効果的な方法で三角協力と地域協力を実施するためのメカニズム強化を図り、もって日本とメキシコが「対等なパートナー」として協働・共創することにより、新しい形態の三角協力・地域協力を実施することで、ラテンアメリカ・カリブ海諸国のSDGs開発目標の達成に寄与するもの。
・実施予定期間
48カ月
・実施機関
メキシコ国際開発協力庁(AMEXCID)
・SDGsへの貢献
ゴール5 (ジェンダー平等を実現しよう)
ゴール13(気候変動に具体的な対策を)
ゴール17(パートナーシップで目標を達成しよう)
なお、南南・三角協力は、SDGs目標達成のための有効な手段として国際的に認知度と評価が高まっており、従来の「北(先進国)から南(途上国)への支援」から、「対等なパートナー関係のもと、互いが双方から学び合い、協働、共創のある持続的な協力」が国際的に共有されつつあることから、JICAでも新たな試みが中南米で進められています。
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