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「アジアGXコンソーシアム」が正式設立-アジアにおけるトランジション・ファイナンスを推進-

#7 エネルギーをみんなに。
そしてクリーンに
SDGs
#9 産業と技術革新の基盤を作ろう
SDGs
#13 気候変動に具体的な対策を
SDGs

2024.10.02

独立行政法人国際協力機構(JICA)は、10月2日に正式に発足した「アジアGXコンソーシアム」に発足メンバーとして参加します。

本コンソーシアムは、脱炭素化に向けた移行(トランジション)への取組に対するファイナンスであるトランジション・ファイナンスを、日本を含むアジア、とりわけASEAN地域で促進するため、投融資事例等を踏まえた実務的な共通アプローチの開発や、促進に向けた手法を検討する枠組みです。発足メンバーは、日本の金融庁、ASEAN資本市場フォーラム(ACMF)、ASEAN資本市場開発作業委員会(WC-CMD)、グラスゴー金融同盟(GFANZ)、みずほフィナンシャルグループ(MHFG)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)、三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)、株式会社日本政策投資銀行(DBJ)、株式会社国際協力銀行(JBIC)、JICAです。

正式設立に先駆け、テクニカル・ミーティングが開催され、アジアのトランジションに向けた資金動員の重要性、官民の資金を組み合わせるブレンデッド・ファイナンスの役割、アジアにおける実行等を議論されてきました。こうした議論を踏まえて、海外投資家等とのコミュニケーションを強化する「Japan Weeks」のイベントの中で、「アジアGXコンソーシアムハイレベル会合」が行われ、正式にコンソーシアムが設立されました。高い経済成長を遂げるアジアにおいては、経済成長を支えると同時に脱炭素化を目指すことが重要であり、アジアGXコンソーシアムの議論がこの実現に貢献することが期待されます。

JICAはこれまで資金協力、技術協力事業等を通じ、様々な面からアジアへの協力を実施してきました。これらの支援を土台として、JICAはアジア地域のカーボンニュートラル/ネット・ゼロ・エミッションに向けたトランジションに一層貢献し、アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)を推進していきます。

※「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)」とは、11カ国(豪州、ブルネイ、カンボジア、インドネシア、日本、ラオス、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)のAZECパートナー国が参加し、域内のカーボンニュートラル/ネット・ゼロ排出に向けた協力のための枠組み。

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