ブラジル「農業金融効率化事業」に対する出資契約の調印(海外投融資)
#2 飢餓をゼロに

#9 産業と技術革新の基盤を作ろう

#13 気候変動に具体的な対策を

2025.05.29
国際協力機構(JICA)は、2025年5 月28日、ブラジル連邦共和国のサンパウロで、同国の農業セクター向けデジタルバンクであるAGL Holding社(以下、「Agrolend」という)との間で、出資契約の調印式典を開催しました。
署名式の様子
案件概要
・出資先
AGL Holding社
・国名(対象地域)
ブラジル連邦共和国(ブラジル全土)
・案件名
農業金融効率化事業
・事業目的
本事業は、ブラジル中小農家向けデジタルバンクであるAgrolendへ出資を行うことにより、同社の中小農家向け金融に係る農業メーカーと卸売業者の経営安定化と効率化を図り、もって同国の中小農家の金融アクセスと農業運営の改善および農業サプライチェーンの生産性向上に寄与するもの。
・事業概要
Agrolendは中小農家 向けデジタルバンク。全国の大豆・とうもろこしを中心とする約3,700の農家に対し、種苗・肥料・農薬等の購入のための融資を提供している。Agrolendは卸売業者へ前渡金を拠出し農家への種子・苗等を立替、卸売業者に代わって農家に直接融資を行うことによって、卸売業者の帳簿上の資産・負債に係る効率化に貢献している。従来の卸売業者等を経由した非効率的な農業金融を改善する効果を有するビジネスモデルであり、農家・卸売業者等含む農業サプライチェーンの生産性の改善への寄与が期待される。
・SDGsへの貢献
ゴール2(飢餓をゼロに)
ゴール9(産業と技術革新の基礎をつくろう)
ゴール13(気候変動に具体的な対策を)
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