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田中理事長が米国を訪問

2025.10.09

田中明彦JICA理事長は、9月15日から17日にかけて米国を訪問し、国際機関や米国連邦政府機関の代表らとの会談や、グローバル開発センター(CGD)主催の対談イベントへの登壇などを行いました。

1. 開発協力機関代表らとの会談

国際通貨基金(IMF)のクリスタリナ・ゲオルギエバ専務理事との面談では、地球規模の開発課題と第9回アフリカ開発会議(TICAD9)での連携と成果について意見を交わしました。JICAとIMFは、アフリカ諸国を含む途上国の持続的な成長を支援することを目指し、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。

田中理事長とクリスタリナ・ゲオルギエバ専務理事

世界銀行グループのアクセル・ヴァン・トロッツェンバーグ上級専務理事との面談では、TICAD9を振り返り、アフリカ諸国をはじめとする途上国の自律的な成長の促進や、国際的な経験・知見の相互活用、グローバルヘルスやエネルギー分野などについて意見交換しました。両者は、開発インパクトの拡大に向けて、今後も連携を強化していくことに合意しました。

田中理事長とアクセル・ヴァン・トロッツェンバーグ上級専務理事

このほか、平和部隊(Peace Corps)、戦略国際問題研究所(CSIS)、ハドソン研究所(Hudson Institute)などとも会談しました。

2. グローバル開発センター(CGD)との対談イベント

CGD主催の対談イベント「不確実な時代における開発協力の役割の再考:JICAの視点」に、田中理事長とレイチェル・グレネスターCGD代表(司会進行)が登壇しました。

田中理事長は、現在の複合的危機の下では、各国の状況に応じた支援アプローチをとる重要性を強調しました。また、JICAが複数の支援スキームを展開できる強みを活かし、特にパートナー国のオーナーシップと人材育成に重点を置きながら、気候変動対策を含む多様な開発課題に取組んでいることを発信しました。

さらに、開発協力の具体的な成果を示すことで、パートナー国と日本国民の理解と信頼の構築につなげたい旨を強調しました。JICAが民間企業との連携を強化し、民間の参画を促進していることにも言及し、JICAが目指す開発協力の方向性を明確に示しました。

対談イベントの様子

録画は以下リンクより視聴いただけます。

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