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ネパール向け円借款貸付契約の調印:交差点改良により交通渋滞の緩和と都市環境の改善に貢献

#9 産業と技術革新の基盤を作ろう
SDGs
#11 住み続けられるまちづくりを
SDGs

2025.12.04

国際協力機構(JICA)は、12月3日、ネパールの首都カトマンズ市にて、同国政府との間で、「コテショール交差点改良事業」を対象として、円借款貸付契約(Loan Agreement: L/A)に調印しました。当日の署名は、ネパール財務省のダニ・ラム・シャルマ国際経済調整局長と、JICAネパール事務所の松崎瑞樹所長の間で取り交わされました。

本事業は、日本の無償資金協力によって整備された、首都カトマンズ市と観光都市バクタプール市を結ぶ「カトマンズ-バクタプール間道路」、さらにカトマンズ盆地と東タライ地域とを結ぶ「シンズリ道路」へとつながっており、日本とネパールの友好関係を象徴する、東側ルートの一体的な支援の一つとなっています。

調印式の様子

事業概要は以下の通りです。

案件概要

コテショール交差点改良事業
Koteshwor Intersection Improvement Project

・国名 (対象地域)
ネパール(カトマンズ首都圏)

・事業目的
本事業はカトマンズ市において、ティンクネ、コテショール及びジャディブティ交差点の3交差点を立体化することにより、交通の円滑化及び交通渋滞の緩和を図り、もってカトマンズ首都圏の経済成長と都市環境の改善に寄与するもの。

・事業内容
ア)コテショール、ティンクネ及びジャディブティ交差点の立体化及び既往道路の拡幅
イ)コンサルティング・サービス(詳細設計、入札補助、施工監理等)

・借款金額(上限)
344億9,000万円

・金利
本体:0.2% コンサルティング・サービス:0.2%

・償還期間
40年(うち据置10年)

・調達条件
一般アンタイド

・実施機関
インフラ交通省道路局

SDGs 達成への貢献
ゴール9(産業と技術革新の基礎をつくろう)
ゴール11(住み続けられるまちづくりを)

・今後の事業実施 スケジュール (予定)
1.事業の完成予定時期:2034年2月(施設供与時を以て事業完成)
2.コンサルティング・サービス(詳細設計等)に係る招請状送付予定時期:2026年4月
3.本体工事にかかる国際競争入札による最初のパッケージの入札公示:
調達パッケージ名:土木パッケージ
予定時期:2028年6月

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