キルギス向け無償資金協力贈与契約の締結:電力流通設備訓練センター整備を通して省エネ、再エネ導入の促進を支援
そしてクリーンに
2025.12.22
国際協力機構(JICA)は、12月12日、キルギス共和国の首都ビシュケク市にて、同国政府との間で、「電力システム運用・保守能力強化のための研修施設整備計画」を対象として、無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。当日の署名は、キルギス共和国財務省のアルマズ・バケタエフ財務大臣と、JICAキルギス事務所の西形康太郎所長の間で取り交わされました。
本事業は、世界トップレベルの系統運用技術を持つ日本が、送配電施設の運用に係る人材育成を支援し、日本とキルギスの環境・エネルギー協力を一層強化するとともに、エネルギーインフラ分野における日本の国際的なプレゼンス向上に貢献します。
署名式の様子
事業概要は以下の通りです。
・国名
(対象地域)
キルギス共和国(ビシュケク市)
・事業目的
本事業は、電力流通設備技能訓練センターに新たに訓練棟を整備し、運転・保守技術者向け訓練シミュレーター及び太陽光発電システム運用訓練模擬設備を導入することで、電力流通設備の運転・保守技術者向けの訓練機能の強化を図る。
・事業内容
ア)施設、機材等の内容:
系統監視・操作訓練シミュレーター、太陽光発電監視制御システム、送変電設備運転・保守訓練棟1棟
イ)機材の維持管理に係るソフトコンポーネント。
・供与限度額
15億3,500万円
・実施予定期間
24ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
・実施機関
国家送配電公社
・
SDGs
達成への貢献
ゴール7(エネルギーをみんなにそしてクリーンに)
ゴール13(気候変動に具体的な対策を)
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