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ウズベキスタン向け円借款貸付契約の調印:畜産に従事する農家・関連企業への事業資金の提供と家畜疾病診断・食品安全検査能力強化にかかる機材整備により畜産業の振興及び食糧安全保障に貢献

#2 飢餓をゼロに
SDGs
#8 働きがいも経済成長も
SDGs
#13 気候変動に具体的な対策を
SDGs

2025.12.22

国際協力機構(JICA)は、12月17日、東京にて、ウズベキスタン共和国政府との間で、「畜産振興・家畜衛生強化事業」を対象として、円借款貸付契約(Loan Agreement: L/A)に調印しました。当日の署名は、ウズベキスタン共和国のラジズ・クドラートフ投資・産業・貿易大臣と、田中明彦JICA理事長の間で取り交わされました。

本事業は、日本の強みである家畜疾病診断や食品安全検査の技術を活かして、ウズベキスタンの家畜衛生を強化し、越境性家畜感染症の脅威から日本の畜産を守ることにもつながります。

調印式の様子

事業概要は以下の通りです。

案件概要

畜産振興・家畜衛生強化事業
Livestock Promotion and Animal Health Enhancement Project

・国名 (対象地域)
ウズベキスタン共和国(ウズベキスタン全土)

・事業目的
本事業は、金融機関経由での畜産農家及び畜産関連企業に対する資金供与、動物疾病診断・食品安全性センターへの機材供与及び畜産農家・関連企業、研究機関、仲介する金融機関等に対する能力強化を行うことにより、畜産農家・関連企業の資金調達のしやすさの向上及び家畜衛生の強化を図り、もって畜産業の振興及び食料安全保障に寄与するもの。

・事業内容
ア)畜産に従事する農家・関連企業に対する資金の供給
イ)クロマトグラフ分析計等の動物疾病診断・食品安全性センターへの資機材導入
ウ)コンサルティング・サービス(資機材調達関連支援、検査能力強化支援、審査能力強化支援、生産・経営能力強化支援等)

・借款金額(上限)
213億6,800万円

・金利
本体:2.30% コンサルティング・サービス0.80%

・償還期間
20年(うち据置6年)

・調達条件
一般アンタイド

・実施機関
獣医学・畜産発展委員会

SDGs 達成への貢献
ゴール2(飢餓をゼロに)
ゴール8(働きがいも経済成長も)
ゴール13(気候変動に具体的な対策を)

・今後の事業実施 スケジュール (予定)
1. 事業の完成予定時期:2031年7月(コンサルティング・サービス以外に対する貸付完了時を以て事業完成)
2. コンサルティング・サービス(詳細設計等)に係る招請状送付予定時期:2026年2月
3. 本体調達にかかる国際競争入札による最初のパッケージの入札公示:
調達パッケージ名:機材供与パッケージ
予定時期:2027年1月

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