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中南米・カリブ地域「農業イノベーション投資事業」に対する出資契約の調印(海外投融資):気候変動対策に資する農業分野のスタートアップ企業への投資

#2 飢餓をゼロに
SDGs
#13 気候変動に具体的な対策を
SDGs
#17 パートナーシップで目標を達成しよう
SDGs

2026.02.12

国際協力機構(JICA)は、2月9日、ブラジル連邦共和国を中心とする中南米・カリブ地域の農業分野に特化したベンチャー・キャピタル・ファンドを運営するAgVentures III GP, LLC(以下、「SP Ventures」)との出資契約に調印しました。署名は、SP VenturesのFrancisco Jardimマネージングパートナーと、JICAの原 昌平理事の間で取り交わされました。

式典の様子

本事業は、SP Venturesを通じて、ブラジルを中心とする中南米・カリブ地域の気候変動対策に資する農業分野のスタートアップ企業に投資するものです。同地域の農業は、各国の経済成長を支える重要な産業であるとともに、世界の農業生産量の約20%を占め、食料安全保障においても不可欠な役割を果たしています。日本もこの地域から多くの農産品を輸入しており、農業のイノベーションや持続的な発展への支援は、世界全体、そして日本の食料供給の安定に寄与します。また、同地域の農業分野には多くの日本企業が参画しており、SP Venturesの投資先を通じて、日本企業との連携も実現しています。JICAはSP Venturesへの出資を通じて、これらの取り組みを一層促進していきます。

なお、本事業は、国連気候変動枠組条約第30回締約国会議 (COP30)で発表した取り組み「中南米MIDORIイニシアティブ(詳細後述)」の一環として実施され、米州開発銀行イノベーションラボ(IDB Lab)等の開発金融機関や複数の民間投資家と協調してSP Venturesの3号ファンドに出資するものです。

1. 出資先
AgVentures III Climate Investment Fund, LP (以下、「SPV III」)

2. 国名(対象地域)
中南米・カリブ地域

3. 出資額
最大1,000万米ドル

4. 案件名
農業イノベーション投資事業

5. 事業目的
本事業は、ブラジルを中心とした中南米・カリブ地域において、農業イノベーションに貢献してきたSP Venturesがファンドマネージャーを務めるベンチャー・キャピタル・ファンドへの出資を通じて、農業セクターにおける気候変動対策に資するビジネスを展開するスタートアップの事業拡大を支援することにより、気候変動対策に資する農業の推進を図り、もって同地域における持続可能な農業の実現、気候変動の緩和・適応及び世界の食料安全保障に貢献するもの。

6. 事業概要
SPV IIIへの出資を通じて、ブラジルを中心とした中南米の農業セクターにおける気候変動対策に資するビジネスを展開するスタートアップへの出資を行うもの。

7. SDGs への貢献
ゴール2(飢餓をゼロに)
ゴール13(気候変動に具体的な対策を)
ゴール 17(パートナーシップで目標を達成しよう)

8. その他
- 中南米MIDORI(Mission for Inclusive Development through Responsible Investment )イニシアティブは、海外投融資を通じて中南米・カリブ地域での気候変動対策分野(再エネ・省エネ、環境、農業、生物多様性、上下水道、廃棄物処理等)に貢献するビジネスを促進するJICAの取り組みです。2025年11月のCOP30(於:ブラジル)にて発表されました。
- 本事業は、 IDBグループとの協調枠組み「CORE」に該当する案件になります:

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