田中理事長が米国を訪問
2026.02.10
田中明彦JICA理事長は、1月22日から24日にかけて米国ニューヨークを訪問し、国連経済社会理事会(ECOSOC)創設80周年記念公式行事への参加および国連要人との会談を行いました。
1. ECOSOC創設80周年記念公式行事への参加
1月23日、国連本部において開催されたECOSOC創設80周年記念公式行事に田中理事長が参加しました。本行事では、持続可能な開発や多国間主義の強化をテーマに、各国政府や国連機関関係者によるハイレベル・インタラクティブ・ディスカッションが行われました。
田中理事長はパネリストとして登壇し、紛争、気候変動、経済不安など複合的危機が深刻化する中で、「人間の安全保障」の重要性が一層高まっていることを指摘しました。その上で、JICAが各国の現場に根差した協力を通じて、人々一人ひとりの能力強化や尊厳の確保に取り組んできた経験を紹介し、「人間の安全保障」の理念を実践につなげる開発協力の重要性を強調しました。
ECOSOC創設80周年記念公式行事で発言する田中明彦JICA理事長
2.
国連要人との会談
(1
)アントニオ・グテーレス国連事務総長との会談
アントニオ・グテーレス国連事務総長との面談では、人間の安全保障の重要性を確認するとともに、多国間主義を支える連携の必要性について認識を共有しました。
田中理事長からは、日本およびJICAが人間の安全保障の理念の下、現場に根差して展開してきた開発協力を最近の取り組み含めて説明しました。これに対し、グテーレス事務総長はこれまでの日本およびJICAの取り組みを評価し、今後の国連の活動においても日本との協力に期待を示しました。両者は、SDGsの達成に向け、引き続き連携していくことを確認しました。
田中明彦JICA理事長(左)とアントニオ・グテーレス国連事務総長(右)
(2
)UNDP
ハオリャン副総裁との会談
国連開発計画(UNDP)ハオリャン副総裁との面談では、複合的危機への対応やレジリエンス強化を含む今後のUNDPの戦略と、人間の安全保障の考え方について意見交換を行いました。
田中理事長は、人間の安全保障の視点から進めてきた協力を最近の取り組み含めて紹介し、現場で得られた知見を国際的な議論や政策形成に生かしていく重要性を述べました。ハオリャン副総裁からは、UNDPとしても人間の安全保障を重視しており、JICAとの連携を一層強化していきたいとの意向が示されました。両者は、今後も定期的な対話を通じて、開発協力の効果を高めていくことで一致しました。
田中明彦JICA理事長(左)とUNDPのハオリャン副総裁(右)
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