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フィリピン向け円借款貸付契約の調印:鉄道の改修によりマニラ首都圏の深刻な交通渋滞の緩和に貢献

#9 産業と技術革新の基盤を作ろう
SDGs
#11 住み続けられるまちづくりを
SDGs
#13 気候変動に具体的な対策を
SDGs

2026.03.03

国際協力機構(JICA)は、3月3日、フィリピン共和国の首都マニラ市にて、同国政府との間で、「首都圏鉄道3号線改修事業(第三期)」を対象として、円借款貸付契約(Loan Agreement: L/A)に調印しました。当日の署名は、フィリピン共和国のフレデリック・ゴー財務大臣と、JICAフィリピン事務所の馬場隆所長の間で取り交わされました。

署名式の様子

本事業は、交通渋滞が慢性化するマニラの首都圏鉄道3号線を改修することにより、鉄道の安全性・快適性を向上させ、同線の利用促進を図り、首都圏の深刻な交通渋滞の緩和に寄与するものです。さらに本事業では日本の保守点検技術を用いて老朽化した車輌や設備の改修等の維持管理を図っており、稼働率と安全性向上に貢献しています。加えて、SDGs(持続可能な開発目標)のゴール9(産業と技術革新の基盤をつくろう)、ゴール11(住み続けられるまちづくりを)、ゴール13(気候変動に具体的な対策を)に貢献します。

事業概要は以下の通りです。

案件概要

首都圏鉄道3号線改修事業(第三期)
Metro Rail Transit Line 3 Rehabilitation Project (III)

・国名 (対象地域)
フィリピン共和国(マニラ首都圏)

・事業目的
運行中断等のトラブルが相次ぐマニラ首都圏のMRT3号線を改修することにより、鉄道の安全性、快適性を向上させ、同線の利用促進を図り、もってマニラ首都圏の深刻な交通渋滞の緩和に資するとともに、大気汚染や気候変動緩和に寄与するもの。

・事業内容
ア)車両、鉄道システム、駅施設並びに維持管理用機器の改修・整備とスペアパーツの供与、改修中及び瑕疵担保期間中の維持管理
イ)コンサルティング・サービス(施工監理、維持管理監督能力強化支援等)

・借款金額(上限)
216億3,483万円

・金利
0.80%

・償還期間
40年(うち据置10年)

・調達条件
日本タイド

・実施機関
運輸省

SDGs 達成への貢献
ゴール9(産業と技術革新の基礎をつくろう)
ゴール11(住み続けられるまちづくりを)
ゴール13(気候変動に具体的な対策を)

・今後の事業実施 スケジュール (予定)
1. 事業の完成予定時期:2027年10月(維持管理及び改修完了時を以て事業完成)
2. コンサルティング・サービス(詳細設計等)に係る招請状送付予定時期:2019年4月(雇用済み)
3. 本体工事にかかる国際競争入札による最初のパッケージの入札公示:
調達パッケージ名:CP1(リハビリ/メンテナンス)パッケージ
予定時期:2018年12月

<STEP>
なお、本円借款には本邦技術活用条件(STEP)(注)が適用され、車両や軌道・信号システム等の鉄道システムの維持管理等に日本の技術が活用される予定です。

(注)Special Terms for Economic Partnershipの略。わが国の優れた技術やノウハウを活用した途上国への技術移転を通じて、わが国の「顔の見える援助」を促進するために創設された円借款の供与条件。主契約は日本タイド、下請けは一般アンタイド。なお、主契約者は、本邦企業、海外に存する本邦企業の子会社、本邦企業と借入国との共同企業体(JV。本邦企業がリードパートナー)のいずれかであることが必要。また、一定の条件下において、本邦企業と本邦企業の持分法適用会社とのJV(本邦企業がリードパートナー)も主契約者となることが可能。

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