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田中理事長がブルンジと南アフリカを訪問

2026.05.13

田中明彦JICA理事長は、1月25日から2月2日にかけてブルンジ共和国と南アフリカ共和国を訪問しました。両国大統領との面談や、国際機関関係者との意見交換、JICAの協力事業の視察などを行い、周辺国からの避難民等受け入れを通じて大湖地域(注)の安定と発展に貢献するブルンジへの協力の重要性、現下の世界情勢の中で益々存在感を増す南アフリカとの関係とJICAの協力のインパクトを確認しました。

【ブルンジ】

田中理事長はブルンジの経済首都ブジュンブラでンダイシミエ大統領をはじめとする政府要人と面談し、JICAが支援する事業を視察しました。同大統領との面談では、内戦終結以降のブルンジとの協力関係の進展を確認するとともに、大湖地域の安定と人道危機対応に向けた連携強化について議論しました。田中理事長はまた、JICAは今後も復興支援、人材育成、インフラ整備などを通じてブルンジの持続的発展に貢献していくと述べました。

ンダイシミエ大統領(右)と田中理事長(左)

プランス・レジャン・シャルル病院視察

また、国連高等難民弁務官事務所(UNHCR)ブルンジ事務所とは、大湖地域が直面する未曽有の人道危機への対応にあたり、難民受入地域での平和的共存や社会サービス改善への支援に双方が協力して引き続き取り組むための意見交換を行いました。

(注)東アフリカの大地溝帯に沿って形成された巨大な湖が集まる地域で、ヴィクトリア湖などを中心にケニア、タンザニア、ウガンダ、ルワンダ、ブルンジ、コンゴ民主共和国など複数の国が広がり、豊かな自然と人口の多さが特徴。資源の利権争い等に起因する紛争も絶えず、周辺諸国の介入が加わり、複雑な混乱が続いてきた歴史も持つ。

UNHCRブルンジ事務所での面談

【南アフリカ】

つづいて、田中理事長は南アフリカの首都プレトリアで、ラマポーザ大統領などの政府要人やベケレ=トーマス アフリカ連合開発庁(AUDA-NEPAD)長官と会談し、JICA事業を視察しました。

ラマポーザ大統領とは南アフリカの課題である失業問題と政府機関の機能強化について意見交換し、大統領から30年以上にわたるJICAの南アフリカへの支援に対する謝意が表されました。また、ゴドングワナ財務大臣及びラモラ国際関係・協力大臣とも今後の協力の可能性について意見を交わしました。

シリル・ラマポーザ大統領との面談

ベケレ=トーマスAUDA-NEPAD長官との会談で理事長は、2014年からの連携に感謝の意を表し、アフリカの長期目標であるアジェンダ2063の実現に貢献するため、AUDA-NEPAD及びアフリカ諸国とのパートナーシップを更に深めていくと述べました。TICAD9 で署名した覚書により、AUDA-NEPADとの連携分野は5分野から新たに12のサブテーマに拡大しました。

南アフリカの政府系開発金融機関 であるDevelopment Bank of Southern Africa(DBSA)のCEO(最高経営責任者)との面談では、2010 年から続くJICAとDBSAとの連携関係を基に、域内統合、無収水対策、グリーンファイナンス等の様々な分野のJICA専門家派遣とグリーンファイナンス分野の融資に対し先方から謝意が述べられ、今後も連携を深めていくことで一致しました。

そのほか、2026年1月27日に融資契約が締結された海外投融資「サステナブルファイナンス促進事業」において、借入人である地場大手民間銀行FirstRand Bank Limited(FRB)を通じた融資を受ける予定の現地中小零細企業(フランチャイズ展開や若手育成に取り組む理容業の起業家や、アフリカのスペシャリティコーヒーを取り扱うカフェを経営する起業家)を訪ね、現地起業家への融資が雇用創出につながっていることを確認しました。

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