ブラジル向け技術協力プロジェクト討議議事録の署名:障害者の包摂のための保健サービス促進及び改善に貢献
2026.07.02
国際協力機構(JICA)は、7月1日、ブラジル連邦共和国のペルナンブコ州レシフェ市にて、同国政府との間で、技術協力プロジェクト「障害者の包摂のための保健サービス促進及び改善プロジェクト」に関する実施枠組みに合意し、 討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。当日の署名は、ペルナンブコ州保健局ジルダ・カヴァルカンチ局長とJICAブラジル事務所の宮崎明博所長の間で取り交わされました。
署名式の様子(写真提供:ペルナンブコ州保健局, 2026)
本プロジェクトは、障害者を含むすべての人々が適切な保健サービスにアクセスできる体制の構築を通じ、「人間の安全保障」の実現に貢献するものです。日本は、制度整備・人材育成・サービス提供体制の強化を一体的に支援する協力を通じ、社会や組織の中で誰も孤立させず、すべての人が社会の一員として活躍できる持続可能な国の発展を後押しします。本協力は、障害インクルージョン(=障害のある人も共に参加できる社会づくり)という国際的課題への貢献を通じた日本の国際的評価の向上、二国間関係の強化、日本の知見の国際展開、さらにはこの協力を通じて得られる知見の日本国内への還元といった多面的な意義を有しています。
事業概要は以下の通りです。
・国名(対象地域)
ブラジル連邦共和国(ペルナンブコ州)
・事業目的
本事業は、ブラジル共和国ペルナンブコ州において、障害者、行政官、医療従事者等の関係者の連携強化及び障害者の機能障害を考慮して保健サービスに繋げていくために活用される仕組み(RCPD)の試行的な取り組み(パイロットプロジェクト)の計画づくりを行う。また障害者に関する情報を集める仕組みを整え、適切な保健サービスを提供できるよう関係者の能力を高める。さらに、こうした活動を通じて、RCPDを円滑に運用するための基盤を整え、最終的にペルナンブコ州におけるRCPD運用の強化に寄与するもの。
・実施予定期間
48カ月
・実施機関
ペルナンブコ州保健局
・SDGsへの貢献
ゴール3(すべての人に健康と福祉を)