第90回国際協力機構債券(国内財投機関債) 「アグリボンド」の発行及び主幹事の選定について
2026.09.04
独立行政法人国際協力機構(JICA)は、機関投資家向けの第90回国際協力機構債券(国内財投機関債)について、調達資金を農業・水産分野の有償資金協力事業に充当する「アグリボンド」として発行することを決定しました。また、発行のための共同主幹事を以下のとおり選定しました(事務主幹事以外は、50音順)。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社(事務主幹事)
しんきん証券株式会社
野村證券株式会社
世界的な人口増加に加え、地政学リスクの高まりや気候変動の進行を背景として、食料安全保障の重要性が一層高まり、開発途上国では、気候変動による生産性の低下や、脆弱な流通・物流インフラ等により、持続的な食料供給体制の構築が大きな課題となっています。
日本政府は、開発協力大綱において、開発途上国の食料安全保障の自律性・強靭性の強化を掲げており、JICAにおいても農業・農村開発を重点課題の一つとして支援を実施しています。また、日本の食料供給は海外に大きく依存していることから、開発途上国における農業・農村開発や食料生産基盤の強化は、途上国の経済・社会の発展のみならず、日本の食料安全保障にもつながるものです。
このような背景を踏まえ、農業・水産分野における開発途上国の持続可能な発展を後押しするとともに、同分野におけるJICAの取組みへの理解促進と民間資金動員の拡大を目的として、本債券を「アグリボンド」として発行します。
起債時期は2026年11月頃を予定しています。詳細については、今後、共同主幹事とともに、市場環境等を見極めつつ検討を進めてまいります。
本債券は、「JICA ソーシャル/サステナビリティボンドフレームワーク」(2023年4月7日公表)に基づくサステナビリティボンド(注)として発行され、調達資金は、本機構が実施する農業・水産分野の有償資金協力事業に充当される予定です(但し、同フレームワークに基づき発行される債券の調達資金は、石炭火力発電事業には充当されません)。
なお、本債券は、TOKYO PRO-BOND Marketに上場する予定ですが、金融商品取引法第二章の適用外となる財投機関債であり、特定投資家向け私募に該当しないため、一般投資家を含む全ての投資家への販売が可能です。譲渡制限も無く、流通市場での売買においても同様の取扱いとなります。
(注)サステナビリティボンドとは、社会的課題及び環境課題の解決に資するプロジェクトの資金調達のために発行される債券です。SDGs・ESG投資の対象となる債券です。
(担当)
財務部 有償財務課
(TEL: 03-5226-9279)