田中理事長が米国を訪問
2026.10.16
田中明彦JICA理事長は、9月13日から16日にかけて米国を訪問し、国際開発金融機関の代表らとの会談や、ジョージワシントン大学(GWU)主催の対談イベントとCSIS(戦略国際問題研究所)主催のインタビューイベントへの登壇などを行いました。
1. 国際開発金融機関代表らとの会談
IMFのクリスタリナ・ゲオルギエバ専務理事との面談では、世界経済の見通しや、脆弱国の経済状況について意見交換を行いました。双方は政策・実務面での協力を深めることで、脆弱国をはじめとする国々を支援していくことで一致しました。
クリスタリナ・ゲオルギエバ専務理事(左)と田中理事長(右)
世界銀行グループのアジェイ・バンガ総裁との面談では、グローバルヘルス、アフリカ、大洋州、民間セクターファイナンス等の重点分野におけるこれまでの協力の成果を踏まえ、今後の連携方向性について意見交換を行いました。双方は、途上国の自律的かつ持続的な成長を通じて開発インパクトを一層拡大するため、引き続き緊密に協力していくことで一致しました。
田中理事長(左)とアジェイ・バンガ総裁(右)
このほか、ピュー研究所(Pew Research Center)、グローバル開発センター(CGD)などとも会談しました。
2. ジョージワシントン大学(GWU)との対談イベント
GWUエリオット国際関係学院主催の講演・対談イベントに登壇後、マイク・モチヅキ教授(司会)およびクリスティーナ・フィンク准教授(ディスカッサント)との対談を行いました。
田中理事長は、分断の時代だからこそ開発協力がルールに基づく国際秩序を支える土台になると強調しました。「人間の安全保障」をより強靱な世界を築くための実践的な戦略とし、また、グローバルサウスとは共に未来を創るパートナーとして学び合いながら課題に取り組む「共創」であり、開発協力を長期的な投資として、互いに強め合う関係にあるとの考えを示しました。
対談イベントの様子
3. CSIS(戦略国際問題研究所)によるインタビュー
CSIS主催のPodcast番組「The Opportunity Horizon」の収録として行われたインタビューイベントに、イーノー・T・エボング国際開発部門総裁(インタビュアー)による司会の下、田中理事長が登壇しました。
田中理事長は、JICAが相手国のオーナーシップに寄り添いながら人材育成・制度整備・インフラ整備を通じて投資・貿易環境を整えてきたことが、民間資金の呼び水にもなっていること、また、開発協力がパートナー国、国際社会、日本の経済・社会にも裨益し、長年の積み重ねで築かれた信頼を基盤に、多様な主体をつなぐ共創型の協力が、今後の開発分野における最大の機会との考えを示しました。
対談イベントの様子
録画は以下リンクより視聴いただけます。