タジキスタン向け無償資金協力贈与契約の締結:変電所整備を通して、首都ドゥシャンベ市の安定的な電力供給を支援
そしてクリーンに
2026.10.23
国際協力機構(JICA)は、10月21日、タジキスタン共和国の首都ドゥシャンベ市にて、同国政府との間で、「ドゥシャンベ市基幹電力系統変電所建設計画」を対象として、無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。当日の署名は、タジキスタン共和国のファイジッディン・カホルゾダ財務大臣と、JICAタジキスタン事務所の武村勝将所長の間で取り交わされました。
署名式の様子
本事業は、首都ドゥシャンベ市への安定的な電力供給を支える送変電インフラを整備することにより、タジキスタンの持続的な経済成長及び産業発展に貢献するものです。また、同国で検討が進められている変電所無人化に向け、DX技術を活用した無人化への条件整備を検討するためのパイロット事業として位置付けられています。
本事業は、「中央アジア+日本」対話・首脳共同宣言(東京宣言)が重点協力分野として掲げる「グリーン・強靱化」の方向性に沿うとともに、同宣言において示されたGX・DX技術を含む日本の技術・知見の活用及び産業の高度化・多様化支援の方針とも整合しています。さらに、今後の同分野における協力拡大や、本邦企業の海外展開の促進にも資することが期待されます。
なお、本案件の詳細設計のため、2025年12月に、4,100万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を締結済です。
事業概要は以下の通りです。
・国名
(対象地域)
タジキスタン共和国(ドゥシャンベ市)
・事業目的
本事業はドゥシャンベ市において、220 kVの送電用変電所の新設を行うことにより、電力流通システムの改善を図り、もって首都圏における電力の安定供給に寄与するもの。
・事業内容
ア)機材の内容:主要変圧器、220 kVガス遮断器、220 kV送電線、機器制御操作盤、保護リレー装置、通信装置、所内電源設備関連機材、電力・通信ケーブル等。
イ)コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容:実施設計、施工・調達監理。
・供与限度額
32億9,600万円
・実施予定期間
41ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
・実施機関
タジキスタン送電会社
・SDGs
達成への貢献
ゴール7(エネルギーをみんなに そしてクリーンに)