バングラデシュ向け無償資金協力贈与契約の締結:巡視艇の供与を通して、海上保安能力向上を支援
2026.10.28
国際協力機構(JICA)は、10月26日、東京にて、バングラデシュ政府との間で、「海上保安能力向上計画」を対象として、無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。当日の署名は、バングラデシュ財務省経済関係局のモハンマド・シャハリアル・カデル・シディキ 次官と、JICAの田中明彦理事長の間で取り交わされました。
署名式の様子
本事業は、バングラデシュ沿岸警備隊への巡視艇整備を通じて、海上犯罪の取締りや海難事故・自然災害発生時の対応能力の強化を支援するものです。これにより、同国の海上保安能力の向上を図るとともに、インド太平洋地域における海上交通路の安全確保や法の支配に基づく海洋秩序の維持に貢献し、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現や地域の平和と安定、経済安全保障の強化に寄与することが期待されます。
事業概要は以下の通りです。
・国名
(対象地域)
バングラデシュ人民共和国
・事業目的
本事業は、バングラデシュにおいて、バングラデシュ沿岸警備隊東部管区に巡視艇を整備することにより、海賊行為や密輸入、密入国等の海上犯罪の取締りや、海難事故及び自然災害発生時における迅速な救助・支援活動等、海上保安業務の執行能力強化を図り、もって同国沿岸地域の治安及び安全の確保に寄与するもの。
・事業内容
ア)施設、機材等の内容:【機材】巡視艇1隻、スペアパーツ等
イ)コンサルティング・サービスの内容:詳細設計、入札補助、調達監理
ウ)調達・施工方法:巡視艇は日本の造船所で建造し、貨物船に搭載して現地まで輸送する。なお、同国までの輸送費は日本側で負担する。
・供与限度額
21億2,000万円
・実施予定期間
31ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
・実施機関
バングラデシュ沿岸警備隊
・
SDGs
達成への貢献
ゴール13(気候変動に具体的な対策を)
ゴール14(海の豊かさを守ろう)
ゴール16(平和と公正をすべての人に)