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カンボジア向け円借款貸付契約の調印:経済の強靱性向上・エネルギー供給安定化のための財政支援により現地経済の安定とサプライチェーン強化に貢献

#7 エネルギーをみんなに。
そしてクリーンに
SDGs
#8 働きがいも経済成長も
SDGs
#17 パートナーシップで目標を達成しよう
SDGs

2026.10.30

国際協力機構(JICA)は、10月28日、カンボジア王国の首都プノンペンにて、同国政府との間で、「経済の強靱性向上・エネルギー供給安定化のための緊急支援借款」を対象として、円借款貸付契約(Loan Agreement: L/A)に調印しました。当日の署名は、カンボジア王国のオーン・ポンモニラット副首相兼経済財政大臣と、 JICAカンボジア事務所の岩間望所長の間で取り交わされました。

署名式の様子(写真提供:カンボジア経済財政省)

本事業は、中東情勢等に起因するエネルギー・原材料価格の高騰およびサプライチェーンの分断に直面するカンボジアにおいて、財政支援を通じて、経済・社会への影響の緩和やエネルギー転換に向けた政府の施策を後押しするものです。これにより、サプライチェーンの強靭化および社会経済への影響の緩和を図り、同国の経済・社会の安定及び持続的な開発努力の促進に貢献することを目的としています。また、本事業は、同国に進出する約400社の日系企業の事業継続性確保や我が国サプライチェーンの強靱化にも寄与するものです。

事業概要は以下の通りです。

経済の強靱性向上・エネルギー供給安定化のための緊急支援借款
Emergency Support Loan for Enhancing Economic Resilience and Stable Energy Supply

・国名 (対象地域)
カンボジア王国(全土)

・事業目的
本事業は、中東情勢等に起因するエネルギー・原材料価格の高騰およびサプライチェーンの分断に直面するカンボジアにおいて、財政支援を通じ、経済保護やエネルギー転換に向けた政府の介入施策を通じてサプライチェーンの強靭化および社会経済への影響の緩和を支援し、もって同国の経済・社会の安定及び持続的な開発努力の促進に貢献するもの。なお、本事業は、「アジア・エネルギー・資源供給力強靭化パートナーシップ(通称:パワー・アジア)」に資する円借款案件。

・事業内容
中東情勢の影響に対する経済・社会の安定化を目的として、アジア開発銀行(ADB)による「Rapid Intervention for Stabilization of the Economy (RISE) Program」(RISEプログラム)に対する協調融資枠組みを通じ、特に経済保護(エネルギー安定供給のための一時的な燃料価格抑制策)及びエネルギー転換(再生可能エネルギー利用促進施策、エネルギー緊急時の対応強化)に係る施策の履行を財政的に下支えする。

・借款金額(上限)
300億円

・金利
本体:2.8%

・償還期間
25年(うち据置7年)

・調達条件
一般アンタイド 

・実施機関
経済財政省

・ SDGs 達成への貢献
ゴール1(貧困をなくそう)
ゴール7(エネルギーをみんなに そしてクリーンに)
ゴール8(働きがいも経済成長も )
ゴール10(人や国の不平等をなくそう)
ゴール13(気候変動に具体的な対策を)
ゴール17(パートナーシップで目標を達成しよう)

・今後の事業実施 スケジュール (予定)
1. 事業の完成予定時期:2026年12月(貸付完了をもって事業完成)
2. コンサルティング・サービス(詳細設計等)に係る招請状送付予定時期:本事業では、コンサルティング・サービスの実施は予定されていません。
3. 本体工事にかかる国際競争入札による最初のパッケージの入札公示:本事業では入札を伴う工事は予定されていません。

なお、本事業はアジア開発銀行(融資額:2.5億米ドル)との協調融資であり、緊密に連携して実施します。

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