米州開発銀行(IDB)とオンライン・セミナーBOSAI and Beyond:Building Disaster Resilient Cities(災害に強靭な都市づくり)を共催しました

2020年11月17日

概要

会議名:オンライン・セミナー BOSAI and Beyond:Building Disaster Resilient Cities(災害に強靭な都市づくり)
開催日:2020年11月17日
主催:JICA、米州開発銀行(IDB)共催
場所:オンライン(Zoom)

主な参加者

米州開発銀行 日本理事 清水茂夫氏
米州開発銀行 気候変動対策局 プリンシパル・スペシャリスト セルヒオ・ラカンブラ氏
日本工営株式会社 開発計画部 課長 深沢信一氏
宮城県仙台市防災環境都市・震災復興室係長 高橋友貴氏
チリ コンセプシオン市 都市開発委員会 会長 セルヒオ・ラダ氏
コロンビア マニサレス市 リスク管理局 局長 アレクサ・モラレス氏
JICA 中南米部南米課長 丹下能嘉

背景・目的

中南米・カリブ地域は、地震、洪水、地すべり、ハリケーン等、災害が多く発生する地域であり、米州開発銀行(IDB)によると1980年~2016年にかけての災害発生件数は4125件、その経済損失は約2,820億ドルに上ります。また同地域は、人口の80%以上(約5.23億人(世銀2019))が都市部に住んでおり、災害に強い街づくりは、同地域の持続的な社会経済発展に欠かせない課題となっています。JICA及びIDBは協調融資枠組みCOREの実施など、多くの面で連携を深めており、この度、災害に強靭な都市づくりをテーマにオンラインで日本およびアジアの経験を中南米・カリブ地域に共有すると共に、同地域からも災害対策に係る経験や課題を共有頂き、相互の学びを促進する為、オンライン・セミナーをJICA・IDB間で共催致しました。

内容

オンライン・セミナーでは、日本側より、日常的な備えや事前投資が災害からの早期復旧・復興に繋がることや、Build Back Better(よりよい復興)のコンセプトとその実例について紹介しました。更に、日本が東南アジアの強靭な都市づくりのために実施したプロジェクトについて紹介しました。同プロジェクトでは、都市の災害リスク評価に必要な情報の整理やそれを使った災害対策計画や都市計画づくりを支援しました。チリのコンセプシオン市からは、度重なる地震や津波を受け、同国が地震や津波のシミュレーション、避難経路の確保や重要インフラのレジリエンス強化策等を通じて、災害対応能力を強化してきたことが紹介されました。また、都市の災害への備えと復興に際しては、計画づくりやインフラ整備のみならず、心のケア等、広く社会の協力と市民の啓発である、と結びました。コロンビアのマニサレス市からは、地震や土砂災害を受け、都市計画における防災の主流化、気象ステーションの設置やサイスミック・マイクロゾーニング調査の実施、市民への啓発活動等を行っていることが紹介されました。

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