JICA COVID-19-日本の経験を共有する-ウェビナーシリーズ第2回を開催「日本の公衆衛生対策-過去、現在、未来-」

2021年1月27日

概要

会議名:JICA COVID-19-日本の経験を共有する-ウェビナーシリーズ第2回
開催日:2021年1月27日
主催:JICA
場所:オンライン

主な参加者

スピーカー
押谷 仁 氏(東北大学大学院医学系研究科微生物学分野教授)
モデレーター
磯野 光夫(JICA 国際協力専門員)
田中 剛(JICA人間開発部 技術審議役)
司会
牧本 小枝(JICA緒方研究所 主席研究員)

背景・目的

COVID-19パンデミックの収束が未だ見えない中、このような先行き不透明な困難を乗り越えていくために、日本は「誰の健康も取り残さない」ことを目標に掲げました。JICAはパンデミックや健康危機への対応に向け、パートナーである低中所得国において、治療、警戒、予防の強化に包括的に取り組んでいきます。これにより、世界の人々の命と健康を守り、感染症に負けない強靭な社会を作っていくことに貢献します。

決定的な解決策が見いだせていない中、最新の研究や現場で培われてきた知見・経験を世界と共有していくことは非常に重要です。JICA COVID-19-日本の経験を共有する-ウェビナーシリーズでは、日本でその分野の第一人者の専門家をスピーカーとしてお呼びし、それぞれの分野での最新の知見・経験を世界へ発信・共有していきます。

今回のウェビナーはそのシリーズの第2回です。厳格なロックダウンを行わずに対策を進める日本の公衆衛生アプローチについての解説です。

内容

第2回は東北大学大学院医学系研究科微生物学分野の押谷仁教授に「日本の公衆衛生対策-過去、現在、未来-」というテーマでご講演を頂きました。

SARSとの臨床及び疫学上での相違と、日本での初期段階の発生状況を踏まえ、日本がとってきたクラスターアプローチ、前向き・後ろ向きの患者追跡調査、いわゆる3密回避対策がどのように見いだされ効果的だったのか、現場からの様々なデータに基づきご紹介いただきました。

世界60か国から693名超の参加があり、質疑応答セッションでは、後ろ向き患者追跡調査や無症状・発症前患者の患者追跡調査の効果的な実施方法、公共交通機関の場面なども含め効果的な3密回避対策、感染拡大した状況下での対策の在り方など、公衆衛生の現場から具体的な質問が多く寄せられ、貴重な情報交換の場となりました。最後に中・低所得国など医療資源が豊富にない状況においては、早期発見により、適切な患者追跡を早めに確実に行っていくことの重要性が述べられました。

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ウェビナーの様子1

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ウェビナーの様子2

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ウェビナーの様子3