ボリビアでのJICAチェア講義スタート!加えて日本財団図書寄贈式典、ナショナル・ボランティア活動報告のイベントが実施される。

掲載日:2021.04.21

イベント |

4月21日、国立ガブリエル・レネ・モレノ大学(以下「UAGRM」)に対して、1)日本財団「日本理解促進のための図書寄贈事業」による図書寄贈式典、2)JICAチェアの特別講義、3)JICAナショナル・ボランティア2名による「日本文化と日系人による開発貢献」プレゼンテーションのセミナーが行われました。

図書寄贈式典では、伯耆田・大使からUAGRM学長に167冊分の寄贈証書が手交されました。

同時に開催されたJICAチェアにおいては、UAGRM経済学部・副部長のサカグチ教授が、「日本の経済開発と日本の企業管理」と題した特別講演を行いました。「日本の近代化を知る7章」のうち第4章「経済成長と日本的経営」の一部を上映したのち、日本経済の構造や日本の企業経営の特徴などについて解説しました。加えて、JICAボリビア事務所とUAGRMの間で、包括協力協定(MOU)の延長の署名とともに、JICAチェア推進を目的とした協力覚書(MOC)が締結され、同大学内に大学院レベルのディプロマ・コースを設置するとともに、次世代を担う人材を育成していくこと等が合意されました。

本イベントには、大学の教職員・学生を中心に、約50名が出席するとともに、事前登録した約70名がZoomで視聴しました。これらの教職員・学生等には大学・商工会議所・JICAの連名で聴講証明書が授与され、また、Facebookライブで約100名が視聴しました。チャンネル11ではイベントの概要がテレビ放映され、EL DEBER紙(全国紙)でも報道されました。

今後は、UAGRM経済学部大学院では、今年中に「日本の開発経験」をベースとしたディプロマ・コースの設置を目指しています。DVD「日本の近代化を知る7章」を活用しつつ、日本の有識者やJICA職員等が講師やモデレーターを務める予定になっています。このディプロマ・コースの中心となるサカグチ教授らを本邦に派遣し、企業等の視察や大学との研究協議等を行うこと、同学学生をJICAプロジェクト等でインターンとして受け入れること等を予定しています。

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サカグチ教授の講演

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図書贈呈式 JICA

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包括 MOU 署名

メディア報道