コスタリカ大学での「JICAチェア」開講

掲載日:2022.05.19

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5月19日(木)(日本時間)、コスタリカ大学(Universidad de Costa Rica, 以下「UCR」)との共催により、JICAチェアの開講式が対面・オンラインのハイブリッド形式で実施されました。
コスタリカ大学はコスタリカのトップの総合大学で、JICAとの約半世紀にわたる協力実績を有しています。UCRでは、2023年に日本を含むアジア研究を行う大学院の創設・開講を検討していることから、今回のJICAチェア事業の実施は、UCRにとって時宜に適った取り組みと言えます。UCRの強い関心と、積極的なイニシアチブにより、今般、8コマから成るJICAチェアが開講されることになりました。
開講式には、コスタリカ大学の教員・学生、帰国研修員同窓会員、一般市民等291名が参加しました。

開講式の概要

1)開会 コスタリカ大学国際協力局
2)コスタリカ大学挨拶 国際協力局長Dra. Diana Senior Angulo
3)コスタリカ大学挨拶 文学部副学部長Dra. Jackeline Garcia
4)日本国大使挨拶 コスタリカ共和国駐箚特命全権大使小松親次郎大使
5)ビデオメッセージ 北岡伸一特別顧問・前理事長のビデオメッセージ
6)JICA本部挨拶 中南米部長小原学
7)JICA支所挨拶 コスタリカ支所長高野剛
8)コスタリカ大学挨拶 Dr. Ricardo Martínez
アジア・アフリカ研究所コーディーネーター
9)図書等寄贈 JICAチェア向け教材図書とDVDの寄贈
10)写真撮影
11)閉会 コスタリカ大学国際協力局

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Dra. Senior 国際協力局長挨拶

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北岡特別顧問・前理事長ビデオメッセージ

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高野支所長による閉会挨拶

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関係者記念写真

2022年度講座の概要

5月下旬以降8月末までの間、8コマの講義が行われます。講義は「日本の近代化を知る7章」ビデオを教材とする講義や、日本人講師によるオンラインによる解説等を可能な限り取り入れて実施される予定です。
その中には、北九州大学で教えるコスタリカ人教員による講義も予定されています。

コスタリカ大学JICAチェア事業開講式及び講義の日程と内容

開講式 5月18日 JICAチェア開講式、図書贈与
第1回講義 5月25日「明治維新:日本近代化の原点」
第2回講義 6月8日「明治維新の近代性の概念と現代におけるそのインパクト」
第3回講義 6月22日「日本の経済発展における戦略とカイゼン(KAIZEN)」
第4回講義 7月6日「ソフトパワーの実践としてのラテンアメリカにおける日本文化の紹介」
第5回講義 7月20日「日本文学へのアプローチ」
第6回講義 8月3日「日本近代化における教育の発展」
第7回講義 8月17日「コスタリカにおける日本の科学技術協力」
第8回講義 8月31日「日本との学術交流」

また、今年度実績を踏まえて、2023年度以降の同大学での講義内容の充実や、ポスト・コロナでの日本人講師の短期派遣を通じた短期集中講義を加えることも、今後UCRと協議し進めていく予定です。