モザンビークにて第2回「JICAチェア」講義をサンパウロ大学二宮正人教授を招へいして実施

掲載日:2022.10.18

イベント |

概要

会議名:モザンビーク第2回JICAチェア

(1)エドゥアルド・モンドラーネ大学(UEM)
1)実施日時:2022年10月17日(月)9:00~12:00
2)実施場所:UEM法学部
3)参加者:Mr.Teodósio UATE UEM法学部長、同学部教員・学生、在モザンビーク日本国大使、JICAモザンビーク事務所長等、約80名

(2)ジョアキン・シサノ大学(UJC)
1)実施日時:2022年10月18日(火)9:00~12:00
2)実施場所:UJC講堂
3)参加者:Ms. Ana NHAMPULE UJC副学長、同大学教員・学生、在モザンビーク日本国大使、JICAモザンビーク事務所長等、約190名

主な参加者

二宮正人教授(サンパウロ大学、JICAIAB委員)

背景・目的

モザンビークでは、コロナの制約を受けつつも2021年6月に初となるJICAチェアを国立ジョアキン・シサノ大学にてオンラインで実施しました。未だ様々な分野で開発が必要な状況にあるモザンビークでは、日本の開発経験もさることながら日本の協力によって発展を遂げた国、事例についても学びたいとの意見も取り入れ、第2回JICAチェアが企画されました。第2回の今回は当国と社会・文化面で類似性を有するブラジルの開発およびその発展に対し日本および日系人が果たした貢献に焦点を当て「日本とブラジルにおける近代化の経験」テーマとし、日本/日系人の貢献の紹介を通して日本の近代化を支えたエッセンスへの理解の深化を図ることとしました。講師はその象徴的な存在である日系ブラジル人でJICAチェアに大きな貢献をいただいているサンパウロ大学の二宮正人教授に登壇に頂きました。また、今回の第二回JICAチェア企画につき、昨年度実施した国立ジョアキン・シサノ大学に加え、国立エドゥアルド・モンドラーネ大学からの要望もあったため、本年度は上記2大学での実施を行うこととなりました。

内容

基調講演・質疑応答の概要

二宮教授による講演では、モザンビークと社会・文化背景において類似性を有するブラジルの開発に焦点を当て、日本、日系人/日系社会の貢献の紹介を通して日本の近代化を支えたエッセンスが紹介されました。

質疑応答では「モザンビーク国の開発や発展のため、どの分野を優先したら良いであろうか」との質問が学生から寄せられ、二宮先生からは「教育や人材育成は時間がかかるがとても重要な分野であり、学生の皆さんも勉強に励んで欲しい。また労働者が勤勉に時には辛抱づよく働く事は、日本における戦後の発展を見ると、産業・経済発展の秘訣と言えるのではないであろうか」との回答をされるなど、活発な質疑応答が行われました。

写真

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エドゥアルド・モンドラーネ大学での集合写真

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ジョアキン・シサノ大学での集合写真

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二宮教授の講演

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木村大使の挨拶

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所長挨拶

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書籍の贈与(UEM)

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書籍の贈与(UJC)