緒方貞子シンポジウム「あなたなら何をしますか?」-緒方貞子さんから何を学び、どう生きるか-開催報告

掲載日:2022.11.15

イベント |

“「現場主義」、「人間の安全保障」はこうして生まれた!”

国連難民高等弁務官や独立行政法人国際協力機構(JICA)理事長を務めた緒方貞子さんが2019年10月に亡くなってから、今月で3年になります。
たった3年間で世界は大きく変わりました。

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「あなたなら何をしますか?」
もし緒方さんが生きていたなら、このように言うかもしれません。

2022年11月15日、JICAは、緒方さんの生き方や功績を振り返りながら、これからの世界や日本の在り方について議論するシンポジウムを開催しました。

当日は約4200名の方にご視聴いただきました。
視聴者から以下の声が届いています。

「緒方さんを語る方々の熱量がすごい!ここまで愛された日本人がいるだろうか?」
「現場の問題を解決し人を笑顔にする、その実現に既存の枠組みを乗り越えてやってみる。今日は天国の緒方さんに背中を押されたように思いました」
「緒方貞子の松明がいろんな世界で若い世代に受け継がれている、と感激した」
「国際協力とは関係のない者ですが、来年、未経験の分野に挑戦することにしました」
「研究会やセミナーと異なり、初心に戻る機会となりました」
「研究者緒方貞子さんの業績が今も色あせていないとは驚きです」

パネルディスカッションの最後に、各パネリストから、視聴者と共有したい一言メッセージを頂きました。
「領域を定めない」、「人道問題に人道的解決なし」、「成果は相手の人々が出してくるもの」、「Everything will be ok in the end, and if it is not ok, it is not the end(Jhon Lennon)」、「周りが引く時こそ前に出る」
どのパネリストが、どのような意味を込めて語ったか?
道傳キャスターと一緒に聞いていただければ幸いです。

本シンポジウムはJICAのYouTubeアカウントでご覧になれます。
当日、見逃してしまった方、もう一度ご覧になりたい方は、以下のリンクからご視聴ください。

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主催

独立行政法人 国際協力機構(JICA)

協力

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)

プログラム

1. ビデオメッセージ:フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官
2. 基調講演:中満泉 国連事務次長・軍縮担当特別代表
3. ショートムービー:「小さな巨人、緒方貞子のことば」
4. パネルディスカッション
 「あなたなら何をしますか?」-緒方貞子さんから何を学び、どう生きるか-
 モデレーター:道傳愛子氏(NHKワールドNewsline InDepthキャスター)
 パネリスト(プログラム順):
 ・井上正也氏(慶応義塾大学法学部教授)
 ・赤星聖氏(神戸大学大学院国際協力研究科准教授)
 ・山本英里氏(公益社団法人シャンティ国際ボランティア会事務局長 兼 アフガニスタン事務所所長)
 ・中柴春乃氏(UNHCRバングラデシュ コックスバザール事務所上席難民保護コーディネーター)
 ・島田具子氏(JICAガバナンス・平和構築部平和構築室副室長)
5. クロージング
 田中明彦 JICA理事長