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タジク国立大学での第1回JICAチェア講義の開催

掲載日:2022.12.07

イベント |

概要

会議名:タジク国立大学での第1回JICAチェア講義の開催
開催日:2022年12月7日(火)9時~12時30分(タジキスタン時間)
主催:JICA
場所:タジキスタン、タジク国立大学 大講堂

主な参加者

萱島信子 緒方貞子平和開発研究所顧問
タジク国立大学学長 Prof. Khushvakhtzoda Qobilion Khushvakht
相木俊宏 駐タジキスタン特命全権大使
高坂宗夫 JICAタジキスタン事務所長
タジク国立大学、タジク国立金融経済大学などの学生および関係者約300名

背景・目的

日本は自国の伝統とアイデンティティを損なうことなく近代的な国家建設を実現した豊富な開発経験を有する国です。JICAチェア(JICA日本研究講座設立支援事業)ではこれら日本の開発経験を学ぶ機会を開発途上国へ提供するため、各国のトップレベルの大学などを対象に日本研究講座の設立支援などを行なっています。タジキスタンでは教育科学省および国内主要大学にJICAチェア事業について紹介した後、今回、タジク国立大学をパートナーとして第1回目の講義を実施しました。同大学とは、今後も「日本の経済」、「日本の中央アジア地域協力」をテーマに講義を実施していくことが予定されています。

内容

  • 本年は日本とタジキスタンの外交関係樹立30周年にあたる記念すべき年であることから、相木大使の冒頭の挨拶において、同30周年について言及がなされるとともに、JICAチェア講義が両国の関係強化に貢献することについての期待が述べられた。
  • 萱島研究所顧問による講義では、冒頭にDVD「日本の近代化を知る7章」の教育の章の歴史部分を参加者が視聴した後、"日本の教育の近代化における伝統と文化の役割"、"ジェンダーの視点での教育システム改革"、"高等教育の国際化"についての説明が行なわれた。
  • 日本が伝統や文化を維持しながら近代化を達成したことは、タジキスタンの人々にとっても興味深いテーマであったことから、参加者から多くの質問があった。
  • 講義終了後に、タジク国立大学学長との面談が行なわれ、同学長より今回のJICAチェア講義開催について感謝の意が示されるとともに、今後の日本の大学との連携、教授や学生などの訪日による交流、JICAの支援を期待する旨の発言があった。

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(左から)萱島研究所顧問、フシュバフトゾーダ タジク国立大学学長、相木 駐タジキスタン日本国特命全権大使、高坂 JICAタジキスタン事務所長

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満員の参加者で埋まった講義会場

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萱島研究所顧問による講義(タジク語へも通訳)

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タジク国立大学学長から萱島研究所顧問への記念品贈呈