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JICA市ヶ谷ビルにおける障害平等研修

掲載日:2023.03.08

イベント |

みんなで考える「障害とは?」

2月6日(月)および3月8日(水)に、障害平等研修(Disability Equality Training:DET)を行い、JICA市ヶ谷ビルに勤務する計40名が参加しました。特定非営利活動法人障害平等研修フォーラム(DET Forum)に所属する障害当事者のファシリテーターの皆さんと一緒に、「障害とは何だろう?」「障害はどこにあるのだろう?」という問いについて考えました。参加者は、目が見えない、歩けないなど障害者個人が持つ機能的な障害のみならず、乗車や入店を拒否される、就職で差別される、同じ学校に通えないなどの制約や社会的な排除の存在に気づき、社会の側にある障害について学びを深めました。

障害を解消するために、今日から何をする?

社会の側にある障害について学んだあとは、実際に職場や業務の中で障害解消のために何ができるか、をテーマにワークショップを行いました。JICA市ヶ谷ビルにある、緒方研究所、地球ひろば、受付、J's caféなどそれぞれ異なる業務を担当する参加者は、これまで意識をしていなかった自らの職場や業務の中にある障害に気づき、その解消のための具体的な行動について話し合いました。

参加者からは、「実際に障害者の方にファシリテーターになっていただくことで、障害に対する意識が変わったと思う。」「機能障害を疑似体験するというのではなく、組織や制度による構造的な差別や排除を解決するに社会・環境そして健常者に何ができるのか、といった観点で研修を受けることができ、ジブンゴトとして捉えることができるようになった。」という声が寄せられ、今回の気づきを行動に移したいと気持ちを新たにしていました。

JICAは、これからも障害者を排除せず、誰一人取り残さないインクルーシブな社会づくりに取り組みます。

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障害はどこ?についてグループで議論

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絵を見て障害について分析

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グループで話し合ったことを発表

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障害とは?について一人一人考えたことを共有

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DET Forumのファシリテーターの皆様