モンゴルウランバートルにて、日本とモンゴルの高専生や大学生を対象としたDXビジネスコンテスト「DXCUP2023」を開催しました。
掲載日:2023.10.05
イベント |
DXCUP2023イベントバナー
日付:2023年6月6日(火)
場所:ウランバートル市 Innovation Hub center
2023年6月6日(火)、モンゴル及び日本のDX普及・ICT・デジタル工学系人材の育成を行うことを目的としたモンゴルの開発課題に資する DX技術を用いたビジネスプランコンテスト(DXCUP2023:モンゴル教育・科学省、モンゴル技術カレッジ連盟主催、DXモンゴリア、科学技術基金、JICA共催、日本のディープラーニング協会、独立行政法人国立高等専門学校機構、五反田バレー等後援)が、ウランバートルにて、開催されました。
DXCUP2023には、モンゴル全国の職業訓練校、日本式高等専門学校、大学等の学校から計40チームの応募があり、16人の専門家による書類選考を勝ち抜いた10チームと日本の大学からの2チームの計12チームが、6月6日の本選に出場しました。
優勝は、モンゴルの水不足という課題に対して節水を視覚化できるアプリ開発を提案したモンゴル高専の学生チームとなりました。また、本大会の3位には、23年4月に日本のディープラーニング協会主催の「DCON2023」に、モンゴルの日本式高専チームとして初めて本選出場を果たしたモンゴル科学技術大学付属高専のチームが選ばれました。その他にも、北海道大学の学生による世界のタンパク源不足の解消と気候変動対策として提案した「ゴビ砂漠での養殖プロジェクト」や、モンゴル科学技術大学の大学生よる、「AI技術を活用した電話予約サービス」など、日本へのリバースイノベーションの可能性もある斬新な提案が数多く見られました。
また、6月5日から11日まで、JICA主催でICT ビジネスマッチング/スタディツアーをモンゴルにて開催し、同ツアーに参加した計19のICT・デジタル分野における本邦企業/団体が、6日のDXCUP2023のイベントを視察しました。同ツアーの参加者から、JICAが有する現場やステークホルダーとの繋がりを生かしたDXCUPを評価する声が多数寄せられました。
イベント名 | DXCUP 2023 |
---|---|
目的 | モンゴル及び日本のDX 普及・ICT・デジタル工学系人材の育成を行 うことを目的とする。 |
主催者 | モンゴル教育・科学省、モンゴル技術カレッジ連盟 |
共催者 | JICA、科学技術基金、DX MONGOLIA |
後援 | 一般社団法人日本ディープラーニング協会、独立行政法人国立高等専門学校機構、一般社団法人五反田バレー、一般社団法人未来キッズコンテンツ総合研究所 |
協賛 | ゴールドスポンサー:15,000,000MNT 3 社 |
シルバースポンサー:10,000,000MNT 1 社 | |
ブロンズスポンサー:5,000,000MNT 2 社 | |
その他:1,000,000 MNT 1 社 | |
応募資格 | 全国の高等専門学校、大学、職業訓練校等の学校に在籍する学生 ※大学修士・博士課程の学生は対象外 |
スケジュール | ・2023 年 2 月 20 日~3 月 31 日:募集期間 ・2023 年 4 月 1 日~4 月 7 日:本選出場 12チーム選定 ・2023 年 4 月 7 日~6 月 5 日:プロトタイプ制作(計 3 回のフィードバックセミナーを実施) ・2023 年 6 月 6 日:本選開催 |
賞金 | ・1 位チーム:6,000,000MNT ・2 位チーム:4,000,000MNT ・3 位チーム:2,000,000MNT |
チーム名 (順位) |
学校名 | 発表内容 |
---|---|---|
WWSY (1位) |
モンゴル高専 | 節水を目的とした IoT デバイスによるスマートジャグジー開発 |
Khangardi (2位) |
科学技術大学 | AI コールセンター。自動認識で予約ができるシステム開発 |
SF (3位) |
科学技術大学付属高専 | AIを活用したセキュリティカメラによる防護服着用の有無を通知するシステム開発 |
チーム名 (順不同) |
学校名 | 発表内容 |
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Moko2 | モンゴル高専 | AIを活用した生肉の新鮮度を画像認識するデバイス装置の開発 |
Kaizen | 経済大学 | AIを活用した個人の特性にあった教育サービスの開発 |
Diveinto1 | 国立大学 | 目の見えない人に対して音声で通知・アラームを行う AI 画像認識デバイスの開発 |
CGLab | 国立大学 | 3D 環境を用いたAR/VR 教育コンテンツの開発 |
N&N | 生命科学大 | 生産ラインにおけるロボットアーム開発 |
DBDT | 新モンゴル高専 | 犬の脳電波のデータによる麻薬などの特殊物質に反応する機器の開発 |
Energy | 科学技術大学 | ペットボトルのキャップ収集のキオスク開発 |
AQSIM | 北海道大学 | ゴビ砂漠での魚養殖のシミュレーション開発 |
TRS Japan | 日本合同チーム | 介護支援のロボット開発 |
第一位入賞チーム
第二位入賞チーム
第三位入賞チーム
発表を見る審査員の方々
集合写真
開会挨拶を行う田中JICAモンゴル事務所長
一致団結する高専チーム
イベント後に開催されたシンポジウム
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