九州大学におけるJICA開発大学院連携特別講義

掲載日:2023.07.19

イベント |

概要

九州大学におけるJICA開発大学院連携特別講義
開催日:2023年6月2日(金)
場所:九州大学
講師:北岡伸一JICA特別顧問
主な参加者:留学生を含む学部生・大学院生、
小島立法学研究院教授を始め教職員、総計200名以上

背景・目的

九州大学は、理学、工学等自然科学から、法学、経済学など社会科学や人文学まで幅広い分野の17学府(大学院)で、英語による学位課程を提供し、約2400人の留学生を世界各国から受け入れています。九州大学の様々な学府で学ぶ開発途上国出身の学生が、体系的に日本の発展の歴史を理解し、さらに異文化に対する理解を深化できるよう、JICA開発大学院連携 として「日本を知るためのプログラム」を実施しています。このプログラムの一環として、今般の特別講義が実施されました。

内容

2023年6月2日(金)、北岡伸一特別顧問が、九州大学の国際コースで学ぶ留学生、大学院生や日本人学生を主な対象として、「日本を知るためのプログラム 特別講義」を実施しました。

講義では“Meiji Restoration: Start of Full-Scale Modernization”と題し、明治維新の過程で、日本のリーダー達が実施した様々な改革について説明し、外国からの知見・技術導入、人材登用の改革など、短期間で近代化を進めた日本の歴史を紹介しました。

参加した学生は、法学、工学、自然科学など、様々な分野で学位取得を目指しており、学生から日本と自国の近代化・民主化の過程の違いはなぜか等の質問があり、民主化において課題を抱える国の進むべき道について議論が交わされました。

JICAは、今後もこのような講義を通じて、日本国内で学ぶ途上国からの留学生が各自の専門分野を超えた日本の近代化の理解をもち、母国の発展に寄与できるよう協力を継続していく予定です。

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