4月14日:スーダン戦闘勃発から一年。人道危機下の人々の奮闘と必要とされる支援~ジャーナリスト・JICA・NGOそれぞれの視点から

掲載日:2024.04.15

イベント |

概要

会議名:スーダン戦闘勃発から一年。人道危機下の人々の奮闘と必要とされる支援~ジャーナリスト・JICA・NGOそれぞれの視点から
開催日:2024年4月14日
主催:JICA 日本国際ボランティアセンター(JVC) 共催
場所:東京

主な参加者

登壇者・パネリスト
堀潤氏/ジャーナリスト・8bitNews代表
今中航氏/日本国際ボランティアセンタースーダン事業現地代表・イエメン担当(*オンライン登壇)
仲佐かおい/JICAスーダン事務所企画調査員(保健分野・援助調整)

背景・目的

2023年4月15日、スーダンの首都ハルツームにて、大規模な軍事衝突が発生。
発生当初は、邦人退避などで注目が集まったものの、紛争から1年が経ち、メディアなどで扱われる機会は大きく減り、「忘れられた紛争」と呼ばれる。
現実は、現在も紛争状態は続いており、3月20日に開かれた国連安全保障理事会の会合では、今後数カ月の間に約22万人の子どもが栄養失調で亡くなる可能性が指摘されるほどの危機的な状況下にある。2024年3月現在、スーダン国内の避難民630万人、180万人は国境を越えて避難をし、さらには2,500万人もの人々が、日々の食糧も満足に摂ることができないとされる。
本イベントでは、危機的状況にありながらも日本では報道されることの少ないスーダンに光を当て、JICA、NGO,ジャーナリストそれぞれの立場からスーダンの「今」について語り、国内での関心を喚起することを企図した。

内容

ジャーナリスト堀潤氏による、過去の取材経験やこれまでの現地とのかかわりを始めとして、JICA仲佐企画調査員がスーダンの国の状況やJICAの支援概要を説明。続いてJVC今中氏がオンラインで登壇し、NGOの活動や事業地であるカドグリの様子を紹介した。会場では堀潤氏が撮影したスーダンの写真も展示され、40名超の参加者が現地の写真とともに登壇者の話を聞いてスーダン危機の現実を体感した。

資料

写真を紹介する堀潤氏

写真を紹介する堀潤氏

写真展示の様子

写真展示の様子

登壇者(左から堀潤氏、今中氏、仲佐)

登壇者(左から堀潤氏、今中氏、仲佐)

発表に聞き入る参加者

発表に聞き入る参加者