Understanding Risk Global Forum 2024(防災グローバルフォーラム2024)への参加

掲載日:2024.07.04

イベント |

概要

イベント名:Understanding Risk Global Forum
開催日: 2024年6月16日~21日まで
主催:世界銀行/Global Facility for Disaster Reduction and Recovery (GFDRR)
場所:兵庫県姫路市 アクリエ姫路

世界銀行が2年おきに開催するイベントUnderstanding Risk Global Forumは、多様な防災関係者が集まり、災害リスクに関する最新の取組みを共有するもので、JICAからも以下の通り様々なセッションに参加、登壇しました。登壇者や参加セッションの概要は以下のとおりです。

■ 武藤めぐみ上級審議役/CSO(Chief Sustainability Officer)は、災害リスクファイナンスと保険に関するセッションにおいて、主催者(世界銀行及びAPEC Disaster Risk Finance and Insurance Network)からの依頼に応じて災害復旧スタンドバイ借款の事例を紹介した他、フィリピンを事例としてJICAは社会・経済を守る災害リスク削減を重視して最優先で進めていること、保険はそれでも残るリスクへの対応策として活用するべきことを説明しました。

■ 西川智国際協力専門員(総合防災)が、米国国際協力庁(USAID)が主催した科学的な予測・リスク評価とそれらに基づく事前対応のセッション(セッション名:Forecasting Messiness: Probabilities and Anticipatory Action)において、科学的な予測に基づくリスク削減のための事前行動・事前防災投資の重要性を阪神・淡路大震災後の仙台市や仙台の民間企業などによる災害リスク削減のための事前の取り組みを取り上げ、東日本大震災では地震による被害を最小化した事例を説明し、議論をリードしました。

■ 社会基盤部の室岡次長兼地域・都市開発グループ長は、世界銀行と共催した小島嶼開発途上国(SIDS)における災害に強い都市づくりのセッションにおいて、SIDSの開発の方向性を議論しました。その中で、太平洋に位置するキリバスにおける案件形成を紹介し、国土浸食対応としての海岸管理と土地利用の統合的な計画、そのエンフォースメントに向けた参加型による短期的取組の必要性を強調しました。

■ ガバナンス部・平和構築部ジェンダー平等・貧困削減推進室の町村専門嘱託は、災害後に増加する傾向にあるジェンダーに基づく暴力(Gender-based Violence: GBV)に焦点を当てたセッションを世界銀行と共催し、課題別研修をはじめとしたJICAの取組みを紹介し、ジェンダー・多様性の視点に立った防災・災害復興の取り組みが重要であることを強調しました。

展示ブースでは、JICA関西センターが、JICAと兵庫県とで共同設置した国際防災研修センター(Disaster Reduction Learning Center:DRLC)の活動を中心に、動画上映、ポスター展示を行い、多くの来場者がありました。

今回のフォーラムでは、国内外の様々な防災関係者が集まりました。国内の地方自治体、大学関係者や、JICAが協力をしている世界各国の防災関係機関が集まったことから、今後の連携を一層緊密にしていくきっかけとなりました。

写真提供:東京海上ホールディングス 保険の役割に関する熱心な質疑応答

写真提供:東京海上ホールディングス
保険の役割に関する熱心な質疑応答

西川国際協力専門員登壇セッション

西川国際協力専門員登壇セッション

室岡次長による登壇

室岡次長による登壇

GBVセッションに登壇する町村職員

GBVセッションに登壇する町村職員

JICA展示ブース

JICA展示ブース