「AIDA/AfCFTAインパクトアセスメントガイド」のローンチングセレモニーが行われました!
掲載日:2024.08.02
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2024年7月17日、JICAとアフリカ連合開発庁(AUDA-NEPAD)、AfCFTA事務局は連携し「AIDA(アフリカ産業開発の加速化行動計画)/AfCFTA(アフリカ大陸自由貿易圏)インパクトアセスメントガイド」の完成を受けたローンチセレモニーをガーナのアクラ市内で開催しました。
同セレモニーには望月寿信・駐ガーナ日本大使、中村俊之JICA理事長特別補佐、ナルドス・ベケレ・トーマス AUDA-NEPAD 長官(Mrs. Nardos Bekele-Thomas)、ワムケレ・メネ AfCFTA事務局長をはじめ、UNIDOやAfreximbankなどの団体から代表者が出席しました。
(左から)ナルドス・ベケレ=トーマスAUDA-NEPAD長官、JICA中村俊之理事長特別補佐、ワムケレ・メネAfCFTA事務局長、望月寿信駐ガーナ日本大使
AIDA/AfCFTAインパクトアセスメントガイドは、AIDAの進める工業化やAfCFTAの実施による社会的・経済的影響を測定・評価するための統一的な指標となるもので、AfCFTA 事務局および アフリカ連合委員会(AUC) との連携のもと、AUDA-NEPAD が主導して策定し、これを JICA が支援しました。今後、アフリカ連合(AU)の加盟各国において、本ガイドを用いた効果測定が行われることにより、これらの影響が可視化され、工業化やAfCFTAの運用促進による大陸内貿易が更に活発化することが期待されています。
ローンチングセレモニーではJICAの中村理事長特別補佐から、JICAとアフリカのパートナーとの共創によって作成された本アセスメントガイドは、アフリカの経済発展促進におけるマイルストーンとなるものであり、JICAは今後も包括的で持続性のあるアフリカの未来のために尽力していく旨述べられました。
また、AfCFTA事務局のメネ事務局長からは「このガイドを完成させたAUDA-NEPADのイニシアティブと、本ガイド作成に限らず、アフリカ大陸全土での貿易や貿易関連インフラ、工業化促進におけるJICAの貢献にも重ねて感謝。本ガイドを用いた実際の政策立案に向けてもご協力いただければ幸い」と本ガイドの今後の活用への期待が寄せられました。
最後に、ベケレ・トーマスAUDA-NEPAD長官からは「アフリカの開発と発展は一つの組織による成るものではなく、日本を含む様々なパートナーとの共創によるものであり、アジェンダ2063の達成に向けて国レベル、地域レベル、大陸レベルでの取り組みを一層促進していきたい」との挨拶がありました。
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