モンゴル国ウランバートルにて、「日本モンゴル国際ビジネスイノベーションフォーラム2024」を開催しました。

掲載日:2024.08.30

イベント |

本フォーラムバナー

イベント概要

会議名:日本モンゴル国際ビジネスイノベーションフォーラム2024

開催日:2024年8月19日 0900‐2100(懇親会含む)

主催:独立行政法人国際協力機構(以下「JICA」)、ウランバートル市ビジネス・イノベーション開発局、モンゴル国商工会議所、モンゴル日本人材開発センター(以下「MOJC」)、日本帰国留学生会JUGAMO、モンゴル食料革命、モンゴル日本商業会、モンゴルカイゼン協会

後援:在モンゴル日本国大使館、独立行政法人日本貿易振興機構、独立行政法人中小企業基盤整備機構、品川区、一般社団法人 五反田バレー、長岡市、NPO法人長岡産業活性化協会NAZE

会場:ウランバートルホテルイベントホール

内容

本フォーラムでは両国間の輸出振興、 貿易 ・ 投資促進、SDGsビジネス、ICT・デジタル産業振興、イノベーション等をテーマに日本とモンゴル側の企業や団体にて、パネルディスカッションや発表が行われました。

貿易セッションにおけるパネルディスカッションの様子

貿易セッションにおけるパネルディスカッションの様子

冒頭、井川原賢モンゴル国駐箚特命全権大使、バンズラグチ・バヤルサイハン駐日モンゴル国特命全権大使、ホスバヤル・ルーライ ウランバートル市第一副市長が、それぞれ開会挨拶を行いました。

来賓・主催者挨拶の後、ウランバートル市ビジネス・イノベーション開発局と一般社団法人 五反田バレーが、スタートアップ企業を含む日本とモンゴルのIT企業との連携促進を目的としたITコンソーシアム設立に関する覚書を署名しました。

「モンゴルと日本企業とのITコンソーシアム設立に関する」覚書署名後の記念撮影

「モンゴルと日本企業とのITコンソーシアム設立に関する」覚書署名後の記念撮影

主催者講演では、田中伸一JICAモンゴル事務所長が、「JICAのモンゴルにおける取組み」と題し、1)モンゴルでの協力の柱・代表的案件、2)民間セクター・ICT産業振興、3)「中小企業・SDGsビジネス支援事業」、4)「草の根技術協力事業」等について発表しました。

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現地メディアからインタビューを受ける井川原大使

本フォーラムの後半には、JICA主催「Mongolia Open Innovation and Co-Creation for SDGs(MICS)20241」にて、6月11日のウランバートル市でのキックオフイベント及び8月5日の東京イベントを経て、日本とモンゴルのスタートアップを含む企業、教育研究機関、NGO、公立病院等から形成され、選定された15の協働プロジェクト候補の関係者が、日本とモンゴルのビジネス関係者の前で、ピッチを行い、最終的に10の協働プロジェクトが選定されました。今後、JICAは、この10の協働プロジェクトへの支援を通じて、両国間で新しいネットワークを生み出し、「共創」と「革新」を具体的に推進していく予定です(詳細はこちら)。

日本から約100名、モンゴルから約400名が本フォーラムに参加し、また、日本側、モンゴル側から計約25社が本フォーラムの内容を報道し、注目度の高さが伺えました。

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ネットワーキングの様子

さらに、本フォーラムの開催と合わせて、JICAは、JETRO(主催)およびJAXA(共催)と連携し、8月19日から21日にかけて、モンゴル・イノベーション・ミッションを開催し、約15社の日本企業/団体が、本フォーラムを訪れました。

本フォーラムへの参加者からは、「これまで参加してきた他のイベントよりも、より深い議論が展開され、両国を知る良い機会であった」、「本フォーラムを通じて、日本をはじめ、世界市場に参入するきっかけが得られた」など、多くの前向きなコメントをいただきました。

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本フォーラムで発表する田中JICAモンゴル事務所長