人材育成奨学計画(JDS)来日レセプションを開催しました!
掲載日:2024.09.04
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2024年8月28日(水)、人材育成奨学計画(JDS)来日レセプションを開催し、世界20ヵ国から来日したJDS留学生308名と、JDS対象国の在京大使館関係者、我が国外務省関係者、受入大学関係者、JICA関係者をはじめとする総勢414名が一堂に会しました。両国の架け橋として活躍が期待されるJDS留学生を歓迎するとともに、関係者との交流を通したネットワーク作りを促進することを目的としています。
今回来日した留学生は、9月から修士課程の学生は2年間、博士課程は3年間の予定で、全国の29の大学で、社会・経済開発計画の立案・実施に係る専門知識を学びます。
JICAでは、日本政府の「留学生受入10万人計画」のもと、1999年度より、無償資金協力による留学生受入事業として、JDSを実施しています。対象国において将来指導者層となることが期待される優秀な若手行政官等を育成するため、これまでに世界23ヵ国から留学生を受け入れてきました。2024年度来日生を含めた累積受入人数は6,300人以上となり、すでに卒業した帰国生は日本での様々な経験を活かし、各国で活躍されています。
開会の挨拶ではJICA田中理事長より、新規国であるウクライナを含むJDS留学生に対し、来日を歓迎し、日本の開発経験を学び自国の開発課題に貢献すること、日本との懸け橋として活躍することへの期待の言葉が話されました。
JICA田中理事長 開会挨拶
留学生代表者のウクライナ生のスピーチでは、日本での学習機会への感謝と、学びの経験を自国に還元することへの抱負が述べられました。
留学生代表ウクライナ生 挨拶
外務省国際協力局の日下部審議官からは、来日したJDS留学生を歓迎し、留学後にも各国の公共事業や国家間交流へJDS留学生としてのネットワークが活用されることへの期待の言葉が述べられました。
外務省 日下部審議官 挨拶
参加JDS留学生が積極的に日本語で話す様子が見られ、日本での学習機会を得られることへの感謝のコメントがありました。ネームプレートからお互いの出身国や大学について話したり、入学予定の大学教授と熱心に会話をする留学生も見られました。
JDS留学生交流の様子
JICAは今後も、各国の社会・経済開発課題の解決および二国間関係の発展に貢献する若手行政官への人材育成支援を展開していきます。
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