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阿部朋子講師によるモンゴルにおけるJICA チェア特別講義

掲載日:2025.02.18

イベント |

モンゴル事務所

概要

イベント名:阿部朋子講師によるモンゴルにおけるJICA チェア特別講義
開催日:2025年2月12(水)
主催:モンゴル国立大学、JICA
場所:モンゴル国立大学

主な参加者

登壇者:阿部 朋子 株式会社アルメック、海外事業本部・総合計画部 マネージャー
主な参加者:モンゴル国立大学、モンゴル科学技術大学、Mandakh大学、講師、研究者、大学院生、大学生等

内容

2月12日、阿部朋子氏を講師に招き「日本の住民参加型公共交通指向型開発(以下、TOD)の経験」と題したJICA チェア特別講義がモンゴル国立大学にて実施されました。これは昨年12月16日に同大学にて開催された北野教授による「日本の都市地域開発の経験」JICAチェア特別講義に続くものです。

講義にはゴンブバートル国立大学副学長をはじめ、モンゴル国立大学、モンゴル科学技術大学、講師、研究者、大学院生、大学生を含む総勢72名が参加しました。

講演の中で阿部氏は日本の住民参加型公共交通指向型開発の経験、TODの意義と目的、鉄道整備と一体となった都市開発の日本の経験、日本のTOD事業の紹介、モンゴルでのTOD推進に向けた課題と可能性について紹介しました。

参加者からは、講義内容は現在モンゴルが直面する交通渋滞などの都市問題などの課題への対策を検討するうえで興味深く、モンゴルで導入可能な日本の優良事例を紹介されたことに感謝の言葉が述べられました。また、日本における地下鉄開発の経緯に関する説明に対し、モンゴルの場合は地下鉄がないため短期的にはバスターミナルを中心にTODを如何に推進するか、住民参加型開発について日本はコミュニティが強い一方、モンゴルの場合は遊牧民社会文化のため如何に住民組織を形成しているか、モンゴルと同様な寒冷地域である札幌地下街の開発について、地方都市部においてTOD推進が可能か等、日本及びモンゴルの実情の違い等を踏まえて、活発な意見交換、質疑応答が行われました。

以上

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モンゴル国立大学ゴンボバータル副学長との挨拶

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JICAチェア受講生との集合写真

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JICAチェア登壇の様子

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JICAチェアの様子