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第7回人間の安全保障フレンズグループ会合

掲載日:2025.03.28

イベント |

【第7回人間の安全保障フレンズグループ会合への井本理事の登壇】

2025年3月5日(現地時間)、アメリカ・ニューヨークにある国連日本政府代表部において「新しい時代の人間の安全保障」をテーマとした第7回人間の安全保障フレンズグループ会合が開催され、JICAから井本理事が登壇者として参加しました。

井本理事の他、主な登壇者は、ヤン第79回国連総会議長、シュタイナーUNDP総裁、山﨑国連日本政府代表部常駐代表、リルジャートIOMニューヨーク事務所長です。

人間の安全保障フレンズグループは、2021年に、国際社会が新型コロナウイルスからの回復を目指していくに当たり、人間の安全保障の概念に関する議論を再活性化すべきとの認識の下、日本、コスタリカ、セネガルの国連常駐代表を共同議長として結成されたもので、2023年12月まで6回の会合が開催されています。その前身にあたる人間の安全保障フレンズは、2006年にニューヨークベースの非公式・自由なフォーラムとして結成され、2009年までに全7回の会合を開催、これらの会合を通じた概念普及の結果、人間の安全保障の共通理解が記載された2012年国連総会決議66/290が採択されるに至りました。

今回会合のテーマは「新しい時代の人間の安全保障」です。JICAから井本理事がパネリストとして登壇し、JICAの「人間の安全保障xデジタル」の好事例としてウガンダの水分野での取り組み(以下画像はプレゼン資料の抜粋)を紹介するとともに、よりレジリエントな社会の構築に向けて人間の安全保障が果たしていく貢献を分かりやすく説明していくことの重要性について触れました。参加者からは、具体的な事例を基に、人間中心のアプローチを重視しつつデジタル技術の一層の活用が求められることや、「誰一人取り残さない」のコンセプトと、人間の安全保障が脆弱層に焦点を当てるアプローチは親和性があるなどのコメントが聞かれました。

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発表する井本理事

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井本理事の発表を聞く参加者