「中米物流・ロジスティックス 民間投資セミナー・ビジネス交流会」を開催しました
掲載日:2026.03.18
イベント |
中米地域6ヶ国(グアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカ、パナマ)では、物流ネットワークの強化や海外直接投資の促進を通じて、域内貿易の拡大と経済活性化に向けた取り組みが進められています。こうした動きを後押しするため、JICAは2019年から開発調査型技術協力「持続的な経済開発・地域統合のための中米地域物流ロジスティックス開発マスタープラン策定支援プロジェクト」を実施し、2023年に中米地域物流・ロジスティックスマスタープランが策定されました。プロジェクトが終了した現在はグアテマラにある中米経済統合事務局(SIECA)を中心に、各国においてこのマスタープランの実施に向けた取り組みが進められています。
一方で、中米地域は日本から地理的に遠く、日本企業の進出は必ずしも多くありません。しかし、同マスタープランの実施にあたっては、日本の「質の高いインフラ」や先進的な技術が活用できる可能性も多くあります。こうした背景を踏まえ、日本企業と中米地域をつなぐ機会として、JICAは3月9日に「中米物流・ロジスティックス 民間投資セミナー・ビジネス交流会」を開催しました。
本イベントは、JICAが中米6ヶ国向けにマスタープラン実施促進を目的として毎年実施している課題別研修「中米経済統合のための物流ロジスティックス能力強化」の一環として開催されたもので、2月下旬から3月中旬にかけて約3週間の研修のために来日した中米各国の運輸・経済・財務関連省庁の行政官が登壇し、各国における物流分野の現状や課題、今後のニーズについて直接紹介いただきました。
セミナーでは、経済産業省及び国土交通省によるプレゼンテーションに加え、中米運輸交通大臣審議会を代表し、ホンジュラス国 インフラ・運輸省フェルナンド・J・バスケス・モントーヤ副大臣から中米地域の潜在性の高さおよび日本からの投資に期待する旨の挨拶が行われました。続いて、SIECAのカルロス・アルベルト・モレノ・カルモナ運輸・インフラ・物流局長より、中米地域物流マスタープランの概要と、中米地域における物流分野の潜在性などが紹介されました。また、日本企業からは、インフラ管理サービス、鋼橋技術、光ファイバーセンシングなど、物流改善や効率化に貢献する先進的な技術やソリューションが紹介され、中米各国の参加者からは高い関心が寄せられました。
本イベントには、日本および中米地域の政府関係者、民間企業など約120名が参加し、セミナー終了後に行われたビジネス交流会でも、引き続き活発な意見交換やネットワーキングが行われました。物流ロジスティックスマスタープランの実装に向けて、普段あまり接することのない日本企業と中米各国の政府関係者が直接対話することで、潜在的成長性の高い中米地域における今後のビジネス展開に向けた最適な交流の場となりました。
セミナーの様子
カルロス・アルベルト・モレノ・カルモナ運輸・インフラ・物流局長 中米地域物流マスタープラン紹介
行政官からの各国課題・ニーズの紹介
フェルナンド・J・バスケス・モントーヤ副大臣挨拶