モンゴル ウランバートルにてこれまでの協力の成果を未来につなぐ評価研修を開催
掲載日:2026.07.27
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「この事業は本当に役に立ったのか。」――政策や事業を実施した後、その成果を確かめ、次の改善につなげていくことは、どの国にとっても重要な課題です。
2026年6月18日、モンゴル・ウランバートルで、モンゴル国家管理庁および各省庁、ウランバートル市役所及21県の職員を対象とした評価研修を開催しました。
モンゴル国家管理庁では、JICAによる公共投資計画策定能力強化プロジェクトで作成したモニタリングマニュアルを活用して、将来的には評価手法・評価基準を策定し、公共投資事業の評価を主体的に実施できるようになることを目指しています。
本研修はJICA課題別研修に参加した国家管理庁職員が帰国後も学びを実践につなげようとする取り組みから開催されました。これまでJICAが実施してきた技術協力事業や研修事業が、一度限りではない、継続的な知識共有と能力強化の機会へと発展しています。
講師の説明について熱心にメモをとる参加者
研修では、経済協力開発機構(OECD)開発援助委員会(DAC)の評価基準を準用したJICAの評価基準をはじめ、評価プロセスや評価判断の考え方について紹介しました。また、これまで監査制度が中心だったモンゴルにおいて、混同されがちな監査、モニタリング、評価の違いや、政策評価と事業評価の関係について講義を行いました。ワークショップでは、モンゴルで実際に行われたODA事業評価評価判断について議論を行いました。参加者からは、評価結果の活用方法や発信方法に関する質問が相次ぎ、活発な意見交換が行われました。
監査と事業評価の違いについて説明する様子
参加者からは、「評価結果をどのように政策改善へ生かすのか」、「評価結果をどのように発信すべきか」など、多くの質問が寄せられ、ワークショップでも活発な意見交換が行われました。研修後のアンケートでは参加者の96%が「有意義だった」と回答し、「理論と実務が結びついていて分かりやすかった」といった声も寄せられました。
過去の技術協力や研修で築かれた人材と組織のつながりが、新たな学びの場を生み出し、その学びが制度づくりへとつながっていく。JICAはこれからも開発途上国の声に耳を傾けながら、協力の成果を次の協力に繋げる好循環を生み出していきます。
国家管理庁長官表敬の様子