訓練生インタビューvol.25~2021年度4次隊 尾崎隼人さん~【自社の海外事業・SDGsに取り組みたい】

【写真】尾崎 隼人さん隊次:2021年度4次隊 派遣予定国:ガーナ 職種:コミュニティ開発
尾崎 隼人さん

JICA海外協力隊に参加した経緯を教えてください。

大学生の時から海外旅行が好きで海外に興味がありました。社会人になり休みを利用してマレーシアのジャングルに行ったことを会社の先輩に話したところ、会社がJICAと民間連携しており海外協力隊に現職参加できることを知りました。自社の海外事業に携わりたいという自身の思いと、海外人材を育成したいという会社の目的が合致したため、キャリア形成の一環にしたいこと、業務で得た知識を開発途上国に還元したいことを理由に参加を決意しました。

応募時に不安だったことは何ですか。

応募から実際に派遣されるまで1年以上時間があったので仕事のモチベーションを高く保てるか不安でした。しかし、目の前の仕事を一生懸命できない人はどんな環境でも頑張れないと思い、新型コロナウイルスの影響による派遣延期が決定しても自分の仕事に集中することができました。コロナ禍でのこの経験は任国での活動や今後の自分の人生でも活かせるだろうと思います。訓練開始の連絡が来た時は、やっとスタートラインに立てると嬉しい気持ちになりました。

駒ヶ根訓練所での訓練生活はどうですか。

様々なバックグラウンド・経験を持った人が多く集まっているので毎日新鮮な経験ができます。全体的に他者貢献したいという気持ちが感じられるので、とてもいいチームだなと思います。それぞれ自主講座を開催して手話やヨガなど得意なことを訓練生同士で教え合っています。みんなが活性化するための活動を、自分たちで考えておこなっている姿勢に刺激を受けています。

語学については英語が公用語の国に行くこともあり、自分が今まで細々とやってきた勉強が活きてきています。もちろんうまく言えないことはたくさんありますが、プレゼンテーションでアウトプットする機会があるので、毎日自分の成長を感じられて充実した時間を過ごせています。

任国での活動、帰国後のキャリアプランを教えてください。

【画像】任地では、石けんやシャンプーを製造している化粧品会社で品質改善、生産性向上、新製品の開発などに携わる予定です。まず、任地の現状を知るために多くの人とコミュニケーションをとって、いろいろな人と仲良くなれたらいいなと思っています。そのために趣味の料理などをふるまったり、現地の料理を教えていただいたりして、友達作りをしていこうと考えています。

帰国後は、会社の海外事業展開や海外の事業所で自社の製品をより広めるような仕事に携わっていきたいです。また、食品メーカーとしてSDGsへの取り組みがされていますが、企業としての社会貢献を推進していきたいとも考えています。ガーナに行くということでカカオ農園の現状など現地の実際の様子を伝えていくことができればと思っています。