訓練生インタビューvol.26~2021年度4次隊 斎藤李佳子さん~【世界中の人に恩返しをしたい】

【写真】齋藤 李佳子さん隊次:2021年度4次隊 派遣予定国:ルワンダ共和国 職種:コミュニティ開発
齋藤 李佳子さん

JICA海外協力隊に参加した経緯を教えてください。

きっかけは、高校2年生の時に経験した東日本大震災です。世界中から日本に向け多くの支援や応援メッセージをいただいたことから、「何か恩返ししたい」と思いました。そして国際社会への学びを深めるため、国際学部のある大学へ進学しました。勉強を進めていくうちに協力隊参加の思いが強くなりました。

よりJICA海外協力隊参加が強まったエピソードがあれば教えてください。

学生時代にスタディツアーで訪れたルワンダでの経験です。当時コミュニティ開発隊員として活動していた協力隊員に出会い、話を聞きました。
試行錯誤しながら、なかなか活動がうまくいかない中でも「何か自分の人生の中で、2年くらい他の誰かのために全力で尽くしてもいいんじゃないか」と言いながら、一生懸命活動される姿が心にずっと残っていました。いつか私もチャレンジするぞ!という気持ちになりました。

応募時に不安だったことはありますか。

社会人経験を積んでから協力隊に参加しようと3年間呉服屋で仕事をしました。離職後の応募だったので合格しないことが一番怖かったです。

駒ヶ根訓練所での訓練生活はどうですか。

語学は、楽しいです。もちろん文法も勉強していますが、今まで習わなかったような病気の症状など実用的な言葉を表現する方法を教えてもらっています。また、現地を想定しての訓練でもあり、話す機会が多く、声のボリュームや強弱など、細かな部分までをしっかり教えてくれるのでありがたいです。

任国での活動を教えてください。

コーヒー、紅茶、バナナや大豆などを作っている地域で小規模農家の開発プロジェクトに携わります。主に販売指導と市場開拓の循環巡回制度を行います。あとは私の専門からは少し離れますが、地域住民の栄養改善について個人的に取り組みたいなと思っています。女性や小さい子どもの栄養環境改善など、市場調査をして問題解決に取り組んでいきたいと思います。

帰国後のキャリアプランを教えてください。

【画像】私は、訓練が始まっていろいろな講義を受けるようになる前までは、帰国後の社会還元をしっかりとやらないといけないと感じており、少しプレッシャーを感じていていました。しかし、今訓練所で様々なタイプの講義を受けていく中で、社会還元の仕方は、様々な形があるということに気づき始めています。まだまだ学んでいる最中です。次のキャリアに向けて、任地での活動をがんばります。