訓練生日記【कोशिस गर्न स्】vol.1~2022年度4次隊 榎本未希さん~

【写真】榎本 未希さん 隊次:2022年度4次隊 派遣予定国:ネパール 職種:経営管理
榎本 未希さん 

नमस्ते はじめまして!

訓練所の廊下にネパールの美しい景色の絵が飾ってあります

ネパールに経営管理の職種で派遣予定の榎本未希です。
学生時代から一人旅が趣味で、長期休暇になるとよく南アジアを旅していました。4メートルのカラフルなサリーが干されている洗濯風景、刺激的なスパイスを使った香り豊かなカレー、何千年も守られてきた伝統や文化、パワフルな人々の暮らしに興味を持ち、将来は南アジアに関わる仕事をしたいと考えていました。

大学を卒業後、南アジアに関わる仕事を夢見ながら、コンサルタントの会社で働きました。海外へのBPOや外国人労働者といった言葉をよく聞く昨今の日本。一大決心をして日本に来たけれど、周りの人と同じように働いても国籍が原因で賃金が低くなったり、現場ではただの労働力としてでしか見てもらえない人々がいたり。様々な状況を目にし、「人として働く」とはどういうことなのかを考えるようになりました。
よりグローバル化が進んでいくであろう未来に、これからのビジネスはどう社会と関わっていくべきなのか、そんな疑問を持ち、協力隊への参加を決めました。

語学訓練

自分の部屋のドアにその日に覚えたいネパール語を貼り、部屋から出るたびに目に入るようにしています

訓練中は5時間の語学授業があり、授業後は講座や自習、夜は語学の復習と語学に囲まれた日々を送ります。ネパール語クラスは今回一人のため、先生とのマンツーマンのレッスンです。

ちなみに私は英語の勉強が得意ではなく、どちらかというとニガテ意識を持っていました。発音は何度聞いてもよく分からない、とかこの場面はどっちの単語が正しいのか、文法は合っているのか、など考えてしまって、中学高校と英語を話すことはあまり好きではありませんでした。

しかし訓練所でのネパール語の授業はとっても楽しくて、わからない単語だらけでも、ネパール語を使ってもっと会話したいと思ってしまう、そんな授業です。
授業では自分の興味関心がネパール語の例文となり、赴任後によく使うであろう単語や表現を中心に学びます。ネパールの生活や文化についても教えてくださいます。
休み時間は他の言語クラスの友達を会話し、それぞれの国の言葉であいさつし、廊下には様々な国の言語が響き渡ります。

勉強の息抜きに図書資料室へ!

ネパール語コーナーでひとつの棚があります

ネパールの先輩隊員さんの機関紙。私が生まれる前に発行されたものもあり、時間を忘れて読んでしまいます

ちょっと気分を変えたいとき、私はよく図書資料室へ行きます。

首都圏の大きな本屋さんに行ってもネパール語の本は数冊しか置いてありませんが、なんと駒ヶ根訓練所の図書資料室にはネパール語コーナーだけで棚があります!!
日本の童謡にネパール語が書かれている本や手作りのネパール語テキスト、さらにはネパールに派遣された協力隊の先輩方の機関紙もあります。機関紙には訓練中のエピソードやネパールのおすすめの場所や任地への行き方や面白いエピソードなどなど。読んでいるとわくわくしてきて早く任国へ行きたい気持ちになります。

他にもなかなか日本の本屋さんでは目にできないような海外の本や、活動に役立つ本や映画などもあります。