訓練生日記【明日の私へ!】vol.1~2022年度4次隊 中谷あい野さん~

【写真】中谷 あい野さん隊次:2022年度4次隊 派遣予定国:ホンジュラス 職種:環境教育
中谷 あい野さん

コロナ禍を乗り越えて

自身を証明するIDカードは着用必須です

2022年度4次隊でホンジュラスに派遣予定の中谷あい野です。

駒ヶ根訓練所に来て、あっという間に一か月が経とうとしています。初めの一週間こそ感染症対策により、同期訓練生と対面でコミュニケーションをとる機会が少なかったものの、様々な講座や班活動、自主的な声掛けにより、皆で和気あいあいと訓練に臨んでいます。私は訓練生の中では比較的年が若いので、人生の先輩方に助けられつつ毎日を乗り切っている、そんな印象です。

大学生のころ、いつからか “開発途上国という日本とは全く違う生活や文化の中で生活し、誰かの役に立つ仕事がしたい”と思うようになっていました。大学ではペットや野生動物の勉強をしており、卒業後は観光牧場の飼育員をしつつ協力隊を目指しました。昔から動物や自然が好きな私が選んだ職種は、環境教育です。
新型コロナウイルスの流行により、派遣先も派遣時期も大幅に変更されました。私のほかにも同じ経緯の人は何人もいますが、こんなことがあったからこその学びや人との出会いがあると、ポジティブ思考でいきたいものです。

難しい、でも楽しい!

語学クラスの先生と。とにかく会話練習を繰り返します

中南米にはスペイン語圏の国が多く、私も駒ヶ根訓練所で一番の人数を占めるスペイン語の語学訓練を受けています。入所前の勉強が最低限しかできていなかったため、もっと事前に勉強していれば、という後悔もありますが、自分に合ったレベルのクラスで授業を進めてもらえるので、少しずつ分かっていくのを実感できています。ちなみにスペイン語は発音が日本のローマ字読みに近いので読みやすく、英語に似た単語もあるのがうれしいポイントです。

協力隊経験者のスタッフの方がネイティブ講師の方と流暢に会話している光景もよく見かけます。「すごいな~、かっこいいな~」と思いながら、自分もこんな風に会話できるよう頑張ろう、といつも刺激をもらっています。

毎日の活力

節分の日のお昼ご飯。マグロ丼がとても美味しかったです!

広くて綺麗な食堂で快適です

毎日の勉強にはエネルギーを使います。食堂での毎日手作りのおいしいご飯が、私の一番のエネルギー源です。

訓練所での2か月間の生活、更には感染症対策によりいつでもどこへでも外出できるわけではない訓練生活ですが、節分の日のお昼ご飯に、ネギトロ丼と海老しんじょなどの付け合わせに加え、煎り大豆もあり、節分気分を味わうことができました。(夜には地元の子供の「鬼は外!」の声がかすかに聞こえてきて微笑ましい気持ちになりました)

任国での生活が始まれば食生活はガラリと変わります。日本のおいしいご飯をしっかり味わっておきたいと思います。ちなみに私は訓練所のご飯では白米が好きです。