訓練生日記【कोशिस गर्न स्】vol.2~2022年度4次隊 榎本未希さん

【写真】榎本 未希さん隊次:2022年度4次隊 派遣予定国:ネパール 職種:経営管理  
榎本 未希さん

朝も夜もネパール語

毎日書いているネパール語の日記。2冊目は司書さんの自主講座の時にお花を挟みカバーを付けました。

朝起きたらまずभ्वाईस पत्र(ネパール語のお話)を聞きながら身支度をします。何度も聞いてネパール語のリズム感を身につけ、前日の復習をしながら内容を理解していきます。身支度が終わり、朝ごはんを食べ、朝の集いの後、教室に向かいます。

授業は1時間目に前日の復習、2~4時間目はネパール語の文章を読みながら新しい単語や文法を学び、5時間目に会話の練習をします。
会話の練習ではネパール人やネパール先輩隊員とオンラインでつなぎ会話することもあります。単語や文法表現はもちろん、話題の作り方や会話の盛り上げ方も実践で学びます。会話中、はじめて聞く単語が出てきたり、話が盛り上がるとスピードも早くなったりと、聞き取れなくなってしまうことも多々ありますが、「〇〇の単語の意味は何ですが」「もう一度お願いします」といった言葉を使い会話しています。

夜はネパール語の日記を書いて1日が終わります。ネパール語の日記は訓練初日から毎日書き続けており、はじめは3行の文章でも四苦八苦していましたが、今ではいろんな文法表現を使いノート1ページ書けるようになりました。伝えたいことを表現するための文が出てこないこともまだまだたくさんありますが、このもどかしさがネパール語習得へのモチベーションに繋がります。

我らが2班。カレーを作りました。

2班のメンバー。訓練期間中にお誕生日を向かえた班員に歌を歌ってお祝い♪

調理風景。ホールも含め20種類以上のスパイス使った本格スパイスカレーです。

授業がお休みの日曜日。生活班のみんなで南アジアのカレーを作りました。

生活班とは語学クラス関係なく構成された班で、訓練所での集団生活に関することを話しあったり、アクティビティを行ったりします。年齢も職種も派遣先も違う人が集まっており、班員の皆さんにはいつもたくさんの刺激を頂いています。私にとって、2班で集まる時間は勉強の合間にちょっと一息つける、落ち着く時間になっています。

カレー作りでは準備、調理、片付け、食事とそれぞれ役割分担し、一人一人の個性が光る時間になりました。メニューは野菜カレー、チキンカレー、チャパティ、チャイ。調理場所の生活技法室はスパイスの香りに包まれ、BGMも付けて気分はもう南アジア。調理後はコロナ対策のため各自自分の部屋に料理を運び、オンラインでお話しながらみんなで食べました。मिठो थियो!(美味しかった!)

雪で広がる駒ヶ根の月明り

雄大な駒ヶ根の自然。月明りの明るさに優しさと温かさを感じます。

駒ヶ根の夜景。まだ見ぬ任地の景色に思いを馳せます。

満月の夜、ネパール語の先生が企画したナイトウォークに参加しました。山に積もる真っ白な雪に月明かりが反射し、街灯がない場所でも明るい景色が広がります。
寒さを忘れて雪山の風景に癒され、野生動物の足跡を探して、あっという間に時間が過ぎていきました。
歩いている間もネパール語の先生からネパール語の単語を教えていただき、“満月”や“月明り”という単語を思い出す度にその時の風景を思い出します。

新月の夜は訓練所内の野球場をお散歩しました。雲一つない夜空で、冬の澄んだ空に星がきらめきました。
駒ヶ根のきれいな雪景色を見られるのは4次隊の特権。明日も頑張る活力が湧いてきます。