訓練生日記【ආයුබෝවන්!】vol.1~2022年度3次隊 南 優香さん~

【写真】南 優香さん隊次:2022年度3次隊 派遣予定国:スリランカ 職種:環境教育
南 優香さん

はじめまして!

訓練を乗り切るぞー!記念の1枚

2022年度3次隊、環境教育でスリランカに派遣予定の南優香(みなみゆか)です。訓練前は、林業をしていました。

学生時代、インドネシアを旅行中に見つけた海岸のごみの山。自然や生き物が大好きな私は、とてもショックを受け、環境問題に興味をもつようになりました。その後、小学校教諭として働き、この経験を活かしながら自然や環境に関わる活動がしたいと考え、環境教育という職種で協力隊に応募しました。

実は、2020年度3次隊(環境教育/インドネシア)で合格したのですが、コロナ禍により訓練・派遣先は白紙に・・正直とても落ち込みました。そんな中、熊本県人吉球磨地域の特別派遣前訓練(現:グローカルプログラム)に参加し、豪雨災害からの復旧・復興にむけ、笑顔でパワフルに活動する地域の方々、協力隊経験者、同じ境遇の候補生との出会いに刺激を受けました。そして、退職してせっかく時間があるのだから、興味があることをやってみようと考えるようになりました。様々なインターン(廃棄物処理・農業・林業)に参加したり、自分が好きな自然・生き物・絵本に関わる活動をしたりと出会いと学びを繰り返しているうちに、訓練・派遣先が再決定!!!とても嬉しかったことを覚えています。
使用言語は、シンハラ語。日記のタイトルからわかるように、丸っこくて可愛らしい文字です。見慣れない言語に不安もありましたが、その時は、何でもやってやるぞ!という気持ちでいっぱいでした。

訓練開始!駒ヶ根の自然に癒される日々

シンハラ文字に挑戦!書きすぎると目が回ってきます(笑)

食堂近くの絶景スポット。何人かで集まって話したり、ひとりで黄昏たり・・

中庭から見上げた景色。少しずつ、少しずつ、変化していくのが面白い♪

8日間のリモート訓練期間を終え、駒ヶ根訓練所へ移動しました。海外協力隊の旗、訓練所の看板、入所式リハーサル、入所式・・少しずつ気持ちが引き締まっていきました。
訓練所はとても広く、自分の居室まで荷物を持って階段を上がるのは一苦労。「大丈夫?」「手伝いますよ!」声を掛け合い、協力して運びました。
慌ただしい1日はあっという間に終わり、同期のみんなに会えた喜びをしみじみと感じながら、眠りにつきました。

訓練って何をするの?とよく質問されます。安全対策や健康管理など様々な講座がありますが、最も多くの時間を占めるのは、語学授業です。ちなみに訓練開始までは、JICAのe-learningやオンラインレッスンを活用していました。
ひとりで勉強していると、モチベーションが下がってしまうことも多かったのですが、訓練所に来て、再びやる気スイッチがON!になりました。それは、同じくシンハラ語を学ぶ、明るい大阪弁の訓練生(しかも同じ職種!)や優しくユーモアたっぷりの先生のおかげです。苦戦することも多いですが、今後も楽しみながらシンハラ語を学び続けたいです。

訓練所の窓から外を見ると、様々な色が目に飛び込んできます。ちょうど紅葉シーズンです。
語学授業の休憩では、先生や訓練生と話したり、人気者のラフィ(小林所長の愛犬)と遊んだりして、気分転換をしています。一番のお気に入りスポットは、中庭。空を見上げると、毎回違う景色にうっとりしたり、心がスーッと落ち着いたりします。他にも訓練所周辺には、千畳敷カール、光前寺、駒ヶ池・・自然豊かな場所が数多くあります。目を閉じて音を聞いたり、ゆっくりのんびり散歩するのも気持ちがいいです。自然にパワーをもらい、日々の訓練のエネルギーにしています。