訓練生日記【On y va!(オニヴァ!)】vol.2~2022年度3次隊 矢島由和さん~

【写真】矢島 由和さん 隊次:2022年度3次隊 派遣予定国:セネガル 職種:小学校教育
矢島 由和さん

「訓練」らしい訓練

スムーズに前進するにはもう少し練習が必要かも…?

開発途上国で活動予定の私たちは、語学訓練の他にも感染症・安全対策・健康管理など任国での万が一に備えた講座を受講します。
安全対策の講座では、人生初の匍匐(ほふく)前進に挑戦しました。一通り説明を受け、伏せる際の姿勢から、ひじとひざを使って前進するイメージをしっかりと持ったうえで実践に移りましたが…、実際にやってみると頭では分かっているのに伏せた姿勢でかかとが浮いてしまい、いざ匍匐前進をしても前に進みづらい感覚があり、かなり苦戦しました。
任国で匍匐前進を行うような場面に遭遇しないことを願いますが、いざという時のための「訓練」は経験しておいて損はないなと思います。

週末の楽しみ

平日はなかなか運動の時間を取ることができていないので、体を動かす貴重な時間です。

SNSでつながっている、1次隊の方おすすめのケーキ屋さんへ行ってみました!

駒ヶ根訓練所では、毎週日曜日の午前中、テニスを楽しむことができます。球技に苦手意識があるのですが、とにかくやってみようという気持ちで初回からほぼ休むことなく参加させてもらっています。ラケットをボールに当てることさえままならないところからのスタートでしたが、運営してくださっているスタッフのご指導や仲間との励まし合いのおかげで、ミニゲームに参加できるまでに成長しました!

また、訓練所周辺を散策したり、自転車で少し遠出したりもしています。11月はちょうど紅葉シーズンで、季節の移ろいを感じられ、ここ駒ヶ根が大好きになりました。ケーキをテイクアウトして勉強の合間に食べるのも密かな楽しみです!

専門家ではないけれど

後半は、女性ならではの悩みや不安を共有することもできました。

ある日、同じセネガル派遣予定のUさんと「任国での生理用品、どうする?」という話になりました。海外で購入できる生理用品が、人によっては肌に合わないことがあります。
「そうだ、自主講座で生理用品の話を共有しよう!」と2人で思い立ち、なんとその翌日には計画書を作成し提出まで完了するというスピード感で自主講座の開催を決めたのでした!

講座では、看護師であり助産師の資格を持つUさんが専門家の視点から女性の健康について話をし、私が自分の使用している生理用品についてメリットとデメリットをシェアしました。自分の専門分野ではなくても、こうして仲間と協力することで自主講座を開催できたのは本当に良い経験になりました。
参加者のみなさんが、任国で快適に過ごす方法を考えるきっかけになっていれば嬉しいです。