訓練生日記【ආයුබෝවන්!】vol.3~2022年度3次隊 南 優香さん~

【写真】南 優香さん隊次:2022年度3次隊 派遣予定国:スリランカ 職種:環境教育
南 優香さん

語学最終試験&修了式

最終試験前日のホワイトボードへ書き込み☆

大好きなシンハラ語教室で最後の1枚。ホワイトボードには、先生からのサプライズメッセージ!

語学最終試験が近づき、周りはそわそわ・ピリピリムード。私自身も、なんとなく焦りながら勉強していました。そんな時、シンハラ語教室での前向きな言葉に支えられました。先生の「他の人と比較をしないこと、するなら過去の自分と」「きつい時はしっかり休んで。切り替えが大事!」、友人の「楽しく勉強しよう」「今日も笑顔で!」など、特に心に残っています。お気に入りの言葉もあります。『වෙන එකක් වෙනවා (なるようになる)』これを何度も口に出して気持ちを落ち着かせました。

そして、試験当日。少し緊張しましたが、実力を出すことができたと思います。結果は・・合格!とても嬉しかったです。ただ、スピーキングの課題もみえてきたので、訓練後も継続して学習することを先生と約束しました。そして迎えた最後の語学授業。お世話になった先生・友人に感謝の気持ちを伝えはじめた途端、涙がとまりません。その後もオンライン研修で会えると分かっているのに・・出会えた喜び、シンハラ文字に苦戦したこと、教室での爆笑エピソード、授業が終わる寂しさなど、様々な思い出や感情で胸がいっぱいでした。

修了式。修了証書には候補生でも訓練生でもない「協力隊」の文字。振り返ると、合格から約2年は長かったけれど、自分にとって必要で大切な時間だったと思います。
「ついにスタートラインにたてた」と、胸がじーんとしました。答辞の中に「自分色の花を咲かせよう」とありました。辛く厳しい時こそ訓練所で出会えた仲間や生活を思い出し、原動力にしたいと感じました。離れても同じ空の下。同期のみんながどのような花を咲かせるのか、とても楽しみです。

訓練生活終了!

美味しかったお昼ご飯。パエリア・ソースカツ丼・フォーガー(ベトナム)・ドライカレー(デザートつき)!

最後の班mtgでは、お世話になった班長とスタッフへ感謝の気持ちを伝えました!

10月11日から始まった派遣前訓練(ホテル8日間・KTC 52日間の計60日間)が終わりました。
長いようであっという間。予想以上に忙しく、それでいて充実した訓練生活でした。最後に、私が思う駒ヶ根訓練所のおすすめポイントをお伝えします。

ポイント①お風呂!お風呂の時間は人それぞれ。だいたいご飯前、ご飯後、就寝前の時間帯で、なんとなくメンバーが決まっていました。朝からシャワー派の方もいました。私はご飯後すぐ入ることが多かったのですが、貸切状態だったことが数回(ラッキー!)広い湯舟を独り占めしました。ゆったりまったり、リフレッシュすることができました。

ポイント②食事!温かく美味しいご飯に何度も救われました。語学最終試験前日は豚カツ、最終日はちらし寿司とたい焼きでした。コロナ禍で会話でのコミュニケーションがとれない中、食事を通して食堂の方々の温かい気持ちが伝わってきました。ちなみにご飯はおかわり自由です。数名最初から漫画のようにご飯てんこ盛りにする方もいました!(笑)

ポイント③語学講師・スタッフさん!語学講師の方々はとても熱心で経験豊か、ユニークな方々が多くいます。昼食後、音楽好きの方はそれぞれ楽器を持ち寄り、森のステージや小講堂で演奏会を行っていました。飛び入り参加も大歓迎でした。協力隊のOVや様々な専門をもつスタッフさんも多くいます。活動相談もしくは講座の合間に声をかけ、積極的に話を聞いたり、アドバイスをいただいたりしました。

コロナ禍の訓練で多くの制限もありましたが、多くの方が様々な形でこの訓練に関ってくださったこと、とても感謝しています。

点と点が繋がって・・・

最終日。KTC出発直前に見上げた空。

JICA海外協力隊としての志は「繋」です。任国スリランカの様々な人・モノ・コトを知り、繋がりたいです。また、自分自身の過去・現在・未来の点がどのように繋がるのかも楽しみです。環境問題や自然に目を向けるきっかけづくりを中心に活動したい!という思いがありますが、まずは、自分自身が心身ともに健康で笑顔でいること、地域の方々と一緒に生活を共にする中で課題をみつけることから始めたいと思っています。

このような貴重な機会をくださった駒ヶ根訓練所広報担当の方々、記事を読んでくださった皆さん、ありがとうございました。