訓練生インタビューvol.22~2021年度4次隊 今井明男さん~【スポーツを通じて出会ってきた全ての方々に 対しての恩返し】

【写真】今井 明男さん隊次:2021年度4次隊 派遣予定国:マダガスカル 職種:ラグビー
今井 明男さん

JICA海外協力隊に参加した経緯を教えてくだ さい。

【画像】国際協力に興味がわき、会社を退職しました。そのあと、最低限必要な英語力を身につけないと国際協力ができるはずないと思い、すぐにセブ島へ半年間英語留学に行きました。思い返せば、小学校から続けたバレーボール、高校の部活動から始めたラグビー、人生のほとんどをスポーツとともに歩んできました。スポーツは勝負の世界で、試合をすれば勝ち負けが決まります。目標を達成した瞬間の喜びは計り知れません。その瞬間に、あー、やって良かった、頑張ってきて良かったなと感じるものだと思います。私は今までそのような出来事が数回ありました。そうした経験の中で、チャンスをモノにするまでの厳しいプロセスが私という人間を形成してくれました。私にとって、これらの経験は心の支えで、今を生きる源になっています。このJICA海外協力隊活動は、スポーツを通じて出会ってきた全ての方々に対しての恩返しという意味合いが強いです。私という人間を最大限表現できる場だと思い、参加を決めました。

応募時に不安だったことは何ですか。

留学から帰国後、JICA海外協力隊に応募しましたが、応募内容を見たときに、自分の今までの経験から、落ちる事はないだろうなという謎の自信はありました。一次の書類選考およびニ次の面接試験も大きな不安なく、自分の想いを伝えました。

駒ヶ根訓練所での訓練はいかがですか。

多種多様な背景を持った人が訓練に参加されていて、職種や年齢、協力隊に対する思いもそれぞれ違います。そういった方々と一緒に訓練できているのは、新しい自分を発見できる良い機会ではないかと思います。とはいえ、班長として、個性豊かなメンバーをまとめるのは大変です。バランスを考えて行動していますが、人に頼ることの大切さも学びました。なので、よろず相談所を利用して定期的に話を聞いてもらっています。語学は、順調に理解できており、特に目的を忘れないよう意識しています。テストでいい点を取るためではなく、現地の人たちとコミュニケーション取るために勉強しています。

任国での活動、帰国後のキャリアプランを教えてください。

任国ではラグビー連盟に所属し、主に地方に赴いてのラグビー普及活動と、7人制女子代表のコーチングに関わっていきます。事前準備を怠らず、任国へ出発したいと思います。現地で直面する問題に対して、これまでの自分の知見、経験を活かし、それらを解決できるよう活動していく事を心から楽しみにしています。
帰国後のプランは今のところ考えていません。今回の協力隊活動は、スポーツを通じて私を育ててくれた方々への恩返しという意味が強く、次のキャリアに繋げたい気持ちは今のところありませんが、現地での活動を通じて考えが変わるかもしれません。