訓練生インタビューvol.5 ~2021年度1次隊 寺門香音さん~【本当にやりたいこと】

【写真】寺門 香音さん隊次:2021年度1次隊 派遣予定国:マラウイ共和国 職種:小学校教育
寺門 香音さん

JICA海外協力隊に参加した経緯を教えて下さ い。

小学6年生の時に、職業図鑑を見ていて協力隊を知りました。そこからずっと参加してみたいと思っていましたが、海外に行ったこともなかったので、社会人になってからスタディーツアーに参加して本当に発展途上国で2年間過ごせるのか、本当にやりたいことなのかを確認しました。
そのなかで児童養護施設、スラム街の学校などを訪問し、目の前で途上国の子どもたちの生活を見たことで、私が何か教えられることはないかと思い、協力隊参加の気持ちが強くなり応募しました。

応募時に不安だったことは何ですか。

私の周りに協力隊経験者があまりおらず、説明会に参加する機会もなかったので、自分で情報を調べるしかなく不安が多かったです。そして、青年海外協力隊の活動が周りに知られておらず、理解を得ることが難しかったです。「途上国になんでいくの」「どうしていきたいのかわからない」という声が多く、その人たちに説明することが大変でした。私が、やりたい強い意志を伝えることで、今では応援してくれています!

コロナの影響で派遣が延期され、連絡がくるまでどうでしたか?

コロナ禍で行きたい思いが強まりました。
協力隊を目標にして仕事を頑張ってきた分、悩んだというよりも早くいきたいという気持ちになりました!

駒ヶ根訓練所での訓練生活はどうですか?

【画像】訓練所の中には、途上国に行ってなにか伝えたい思いを持った人がいるので、途上国への思いや海外の話ができるのがすごく楽しいです。皆さんバックグラウンド、特技など違うので、全員からいろんなものを吸収しようと思っています。
語学は、英語が常にある環境にあることがうれしいです。語彙も増えて、英語学習者と英語で会話するようになりました。

任国での活動を教えてください。

小学校巡回でエクスプレッシブアーツということで情操教育のサポートを行います。
任地では、前任の人が運動会やコンクールを開いていたので私もやりたいと思っています。それとダンスが好きなので、子どもたちと一緒に踊れる機会を作れたらいいなと思っています。休職参加なので、所属学校にむけて定期通信を配信しようと思っています。時差もありますが、日本の子どもとマラウイの子どもをオンラインでつなげ、お互いの文化を教えあってほしいと思っています。
帰国後は、学校に戻って社会還元ということで私の経験を伝えたり、協力隊の経験を活かしたりしていきたいです。