訓練生インタビューvol.8 ~2021年度2次隊 岩水耀平さん~【新たな自分を発見する機会】

【写真】岩水 耀平 さん隊次:2021年度2次隊 派遣予定国:インド 職種:ラグビー
岩水 耀平 さん

JICA海外協力隊に参加した経緯を教えてください。

3歳からやっているラグビーに支えられて生きてきたので、そのラグビーへの恩返しのために普及活動をしたいなと思ったことがきっかけです。

応募時に不安だったことは何ですか。

応募から合格までの間は、不安は全くなかったです。というのは自分でやるべきことをずっとやっていれば大丈夫、合格するだろうと思っていたからです。
応募の面接では、ラグビーの後輩や姉といった身近な人に協力隊経験者がいたので、意見をもらいやすい環境だったことから心配はありませんでした。

コロナ禍での、訓練延期不安はありましたか。

訓練に備えて仕事を辞めた途端に青年海外協力隊の派遣が延期になりました。最初は、「このまま待つのか」それとも「もうやめて違う会社に行くのか」というところで少し悩んだ部分もありました。でも、自分なりに計画を立てて期限を1年ぐらいと決めて、それ以上延期になるようなら辞退しようと考えていました。その間派遣までにやりたかったTOEICの勉強や、自分の今後に活きるようなことを勉強していました。そうすれば、例え協力隊が延期になっても、勉強した成果が形として残り、その後の生活に繋がると思っていました。周りから「お前が一番影響受けているよな」と言われることがありましたが、逆にチャンスだなと思っていて、1年間あればTOEICもいい点数が取れるし、プラスアルファ他の勉強もできるだろうと捉えていたのであまり不安はなかったです。

駒ヶ根訓練所での訓練生活はどうですか。

【画像】昔からぶっ飛んだ人と仲良くなりやすいというか、何かこの人面白いなと思う人と仲良くなりやすいのですが、訓練所にいるみんな個性があって、そういう人たちがいっぱいいると思うと楽しいですね。今、班長の仕事をやっていて、今まであまり自分から率先して意見をまとめたり、みんなのことを考えたりということをしてこなかったので、色々な意見を汲み上げ、議論し合うという活動が、新たな自分を発見する機会になっています。

任国での活動を教えてください。

活動内容は、ラグビーの普及活動です。ラグビーは1度にフィールドに出る人数が多いスポーツで、各自の役割があり、自分の強みを出し合ってチームが強くなるスポーツだと思っています。
チームスポーツで学べる協調性などを通して、青少年の人格形成に繋げていきたいと思います。その他に自分のやりたいことが2つあります。1つ目は日本で行われている体育のような、運動する文化を広げることです。そしてインドは青年海外協力隊派遣数がそれほど多くはなく、認知度も高くないと思うので、新規隊員として配属先に赴任するからには、様々なことにチャレンジし、インド国内で青年海外協力隊の認知を広めていきたいと思っています。